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海「あれ？朱里ちゃんと付き合い始めたのはいつだっけ？」
廉「今年で、5年目やから…2018年の6/22かな。」
海「5年前？今、朱里ちゃん何歳？」
海「あぁ。幼児化する前の朱里ちゃん。」
廉「21歳」
海「俺らと3つしか変わらないんだ。」
廉「そうやね。俺ら1999年生まれで朱里は2002年生まれやから3つやね。」
海「ごめん。話、脱線したわ。」
廉「んーん。大丈夫。」
廉「まだ、小学校までしか読めてないんよ。
で、朱里の病気の発症が中学3年生の時。」
海「これより、辛い事があったって事？」
廉「いや、まだ何とも言えへんけど可能性はあるなぁって」
海「あのさ。朱里ちゃんと付き合って5年目なんでしょ？」
廉「おん。それがどうした？」
海「5年前って廉は19歳だよね？」
廉「おん。
だから、それがどうしたん？
海人も19やろ？」
海「朱里ちゃんは16歳？」
廉「16になる年やね。」
海「さっきの手紙にさ。
中学の卒業式から会えてないって書いてあったじゃん。
でも、おかしくない？
引っ越しとかしてないんでしょ？
1回くらいすれ違ったりしない？
小中なんて地域の区画で集められた子達なんだからすれ違うくらいありそう。」
廉「っ確かに！」
海「廉が朱里ちゃんに会ったのはどこ？」
廉「新宿かな？」
海「日付とか覚えてる？」
廉「2018年の3月くらい。」
海「そうか。
そしたら、出会った時はまだ中学生。」
廉「あっ！！！！」
海「どうした？」
廉「朱里、通信の高校だ！」
海「？？」
廉「やから、学校行かんで良かったの！
それで、都内に出て来て授業受けてた。」
海「家には帰って無かったの？」
廉「歩道時間ギリギリに帰ってたと思う。」
海「なるほど。だからすれ違いもしなかったんだ。」
廉「それにプラスして、
俺と付き合ってからは俺の家に居ること多かった。」
海「じゃあ、手紙の謎は解けたね。」
廉「あとは、中学生の朱里。」
海「1人で読むの辛くない？」
廉「正直、しんどい。」
海「一緒に読む？」
廉「お願いしたい。」
海「はーい。お願いされまーす！」
海「でも、今日はおしまい。」
廉「そうやね。もうこんな時間やし。」
海「どうする？ここに2人で大丈夫？俺ん家来る？」
廉「今日は、お邪魔しようかな。」
海「いいよ。おいで」
廉「ありがとう。」
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作者名：しゅす | 作成日時：2023年11月1日 13時
