俺がついてるからシーズン3 (ページ15)

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廉「できたぁ」

海「どれどれ？」

海「………………」

廉「海人？」

海「廉。本当に、これ全部やられてるの？」

廉「全部やないよ。掻い摘んで辛いやつだけ書いた」

海「えー。」

廉「辛いやろ？」

海「うん。ものすごく辛い。」

廉「気になることがあったら今のうちに聞いとって」

海「えっと。いじめてるのは全部で9人？」

廉「多分。」

海「で今回、手紙を送ってきたミナミって子は死んでほしいって言ってきた子？」

廉「そう。」

海「ちょっと待って。死んでほしいって？」

廉「屋上に呼び出して、ここから落ちてくれたら私たち嬉しいなぁって言ったらしい。」

海「酷いなぁ。その時どうしたの？朱里ちゃん。」

廉「フェンス登って落ちようとした。でも、音楽の先生が助けに来てくれた。」

海「……音楽の先生は…」

廉「音楽の先生は、日頃から朱里を助けてくれてたみたいで、

朱里は朝休みは音楽室に居たらしいんよ。

でも、その日は来なかった。

やから、探してくれてたみたい。

最初は、音楽の先生も信用できなかったみたいなんやけど小3の時から少しずつ打ち解けていったんやって。」

海「なるほどね。」

海「音楽の先生は、小6の時は居なかったの？」

廉「コクン移動になったんやって。」

海「…そ、っか……」