HiGH＆LOW She gets lonely eas 2 (ページ45)

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95貴方side 過去編ページ45

日向が刑務所に行ってから私は抜け殻のようにMUGENの偽りの頭としてメンバーを眺める。

昔のMUGENとはかけ離れたチームが出来ていた。

『…暴走族じゃん』

誰がどう見ても暴走族にしか見えない。

琥珀さんはMUGENの勢力拡大のためいろんな場所で喧嘩した。
最初は止めていたが、何かもう馬鹿らしくなって私も同じように何度も、何度も、血を流した。

何が話し合いで解決だ、めんどくさい。
戦って勝てばMUGENは上に立てる。歯向かう奴は容赦しない。

コ「A最近元気なくないか？」
『大丈夫』
ナ「Aオムライス出来たよ」
ヤ「俺のカレーは！？」
ナ「うるせぇな！！黙れハゲ！」

まるで夫婦みたいなヤマトとナオミを見つめながらオムライスを口に入れる。
龍「A最近暴れてるらしいな、」
『別に』

何故かイライラしてしまう、まるで反抗期の娘のような態度をとってしまって気がつけば言いたくない言葉ばっかり龍也さんに向けて言ってた。

龍「A琥珀を頼むと言ったよな！お前まで暴れてどうする！新しく入った奴らの顔や名前判断できているのか？」
『…うるさい』
龍「あぁ"！？」

コ「龍也さんすいませんっ俺達もムゲンを守るのに必死ってゆうか、…Aだけの…せいでは…」

何かばってんの、意味わかない。
ほんとに私はMUGENの頭なの？それすらもう分かんない。
仲間が傷つく姿はもう見たくないはずなのに、
自分が独りになるのを恐れてるのが悔しい。

みんな置いていくんだ、私を…

『…別に頭になりたくてなった訳じゃない、偽りの頭なんてもう要らない。今の頭は琥珀さんだ！！！頭に従って何が悪い！！私が何しようと龍也さんには関係ない！！！』
コ「A！！！」
九「それはねぇだろA」

何も言わない龍也さんの顔を見ると
悲しそうな顔をしていて、
言っちゃた後悔と頭とゆう事を放棄した事を実感した。

『…ごめ…』
龍「A」
くしゃくしゃと私の頭を撫でて龍也さんは笑った。

酷いことを言った私を何故そんな目で見てくれるの？なんで切り離してくれないの…っ！！

私はイトカンを飛び出し、宛もなく走る。

『…消えたい』