HiGH＆LOW She gets lonely eas 2 (ページ37)

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87貴方side 過去編ページ37

のんびりと毎日を過ごす中、
また、私は高い所から空を見上げる。

コ「またそんなに高い所にいんのかよ」

コブラが近づいてくる。
コブラとヤマトとこの2人の親友ノボルとはすごく仲良くなれた、まるで昔からの友達みたいに
話す度にコブラに惹かれていた。

コブラには闇の中に光があって、
絶対諦めない気持ちと心の強さに魅了されている。私もそうなりたい。

『ねぇ、コブラ〜』
コ「ぁ？」
『空はデカくてさ、この青さに吸い込まれそうになる』

コ「また変なことを…じゃぁAが吸い込まれないように」

コブラが私の手をぎゅっと握る。

コ「俺が掴んどってやるよ、だから何処にも行くんじゃねぇぞ」

安心と共に、この人となら生きてもいいかもと思ってしまう。
『あははっありがとう！』

コブラとの距離が近くなり
唇が重なるまであと数センチ、
ドキドキと心が煩くて
壊れそうなくらいこの人が欲しいと思った

が、

ヤ「コブラー！A！ダンの最後の試合見に行くぞ！！」
コ「ｯﾁ!!」
『…っ(笑)はーい！』

どうも上手くいかない私達です。

その後ダン事、壇商店の跡取り壇一八の高校最後の野球部の試合を見に行く。

ヤ「あいつの走りヤベェから！」
『マジ！ダンくん期待するわー！』

コ「っか！邪魔してんじゃねぇよヤマト！」
ヤ「はぁー？何のことだよー！」
『まぁまぁ！ほら見て！ダンくんが頑張れば勝てるんじゃない！？』
ヤ「ダンー！！お前の走り見せてくれ！」
『行けー！ダンくんー！』

私達全員がダンの走りに注目していた。

期待も大きく、ダンなら行けると確信しきっていた。

これが後の壇一八の伝説となる。

『ねぇ、…ダンくんさぁ、』
ヤ「ホント…に面白いな！お前は！」
コ「最高だったぜ？ダン…」

ニヤける顔を抑えながらダンを宥める。
『ふっ…っあの、高校最後の試合っ…ぁお疲れ様でしたっ…(ﾆﾔﾆﾔ)』
ヤ「おいおい、Aっ…(ﾆﾔﾆﾔ)」
コ「いい…試合だった…っ(ﾆﾔﾆﾔ)」

ダメだ、笑いそう(笑)
コブラとヤマトも限界みたいで、

一斉に笑い出す。

『「「…あははっ！！！」」』

ダ「うるせぇーー！！(泣)」