HiGH＆LOW She gets lonely eas 2 (ページ31)

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81龍也side 過去編ページ31

夜バイクで走っていると、まだナオミと同じくらいの年頃の女の子が道路で座っていて、
家出かな…と最初は思ったが、よく見ると身体は傷だらけで
今にも死にそうな顔をしていた、

俺は、バイクから降り女の子に話しかけると彼女はいきなり意識を失ってしまった。

俺は急いでその子を家まで運び、
起きたら食べれるように雑炊を作った。

ナ「兄貴何やってんの？」
「いや、道路でさ女の子拾って…」
ナ「はぁ？大丈夫なのかよソイツ」
「とりあえず話聞いてやりたくてね、」

俺の大切な妹ナオミは女の子を一目みて心配した顔をする。
ナオミの頭を撫で女の子が起きるのを待つ。

起きた彼女は驚いた顔をしながら
腹の虫を鳴らす、真っ赤な顔をした彼女はとても可愛かった。

雑炊を温め彼女に差し出すと、
俺の顔を見た後いただきますと答えちょっとずつ食べていく。
今までどんな事があったか知らないけどすごく守ってやりたくなった。

泣き出す彼女をナオミと宥めながら、今まであった事を話してくれた。

無名地に迷惑かかるから、帰れないと泣きながら話す彼女を抱きしててやりたかったが、
少し手が触れただけでビクッと怖がってしまう、

そんな姿のAを見て、俺がこの子の居場所を作ってあげようと思った。
いつか無名地に笑って帰れるように、
それまで側にいてあげよう。

それから、Aと一緒に住むことになった。

俺は、Aを笑顔にしてやりたかった。