DarK side (ページ33)

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｢行ける日の移動は自分でするよ。でも居れる時は一緒に居よう｣
｢うーん･･･分かった｣

メイは瞼を閉じると指で自分の唇を指している。
催促されるままに唇を重ねた瞬間、苦しいほどに抱き締められて思わず息が勢い良く吐き出る。

｢メイくん、苦しい｣
｢うん。苦しくしてる｣

思わず強く引き離した。
メイの腕が外れた瞬間に肺に勢い良く酸素が取り込まれ、心臓が圧迫から解放されて強く脈打つ。

｢もー…一気に酸欠で頭がぼーってする｣
｢でも酸欠状態が一番体がリラックスするらしいよ｣
｢えー？本当に？｣
｢わかんなーい。適当に言ってみた｣

可愛い笑顔で言われると言い返す気は失せた。
メイは体を起こして部屋を見渡した。
やはり改めて見られると照れてしまう。

｢ねーお風呂入っていい？｣
｢え？あ、いいよ。今着てる服は1時間ちょっとで乾燥まで終わるとは思うけど帰る時間大丈夫？｣

言葉を待たずに脱衣場に向かうメイの後ろを追うと、既に上の服を脱ぎ始めている。
見てはいけないと思いながらも、真っ白で細い体に見とれてしまった。

｢見すぎー。また後でゆっくりね｣

その言葉に一気に顔が熱くなり勢い良くドアを閉めた。
ドアの向こうから小さく笑う声が聞こえる