23 ページ23
パソコンを開いてネットショップのサイトを開いた。
目的は決まっている。
メイの指輪だ
先程の会話で指輪のサイズは分かった。
全て処分して新しいものを買うのはいいが、やはり私からの物を身に付けて貰いたい。
普段自分では買わない価格の物が多いがメイの為なら少しも惜しくない。
吟味した後にオーブの指輪を購入した。
今の時間に購入であれば明日に届く。
メイの喜ぶ顔を早く見たいのは勿論、メイは私の物だと自分の欲求を満たす目的でもある。
鼻歌混じりに洗濯を済ませ、汗を流すためにシャワーを浴びて1時間ほど経った頃に携帯の通知音が鳴った。
"今から打ち合わせで20時くらいには終わるから電話するね!"
何気ない内容もメイからというだけで嬉しくてベッドの上で転がった。
自分がこんなに乙女になるなんて思わなかった。
何と返そうかと考えていると、もう1通きた。
"何してるの?家にいるよね?既読になってるから見てるでしょ"
本当に心配症だ。
慌てて返信を打つ。
"嬉しすぎて何て返そうか迷ってた!電話待ってるね"
既読がすぐに付き、返信も早い。
打つのが早いと変に感心してしまう。
"えー何それ可愛い!ごめんね。心配になっちゃって…また後でね!"
了解のスタンプを送って携帯をテーブルへと置いた。
52人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:emilia | 作成日時:2017年9月19日 18時