許さない

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北人side


あれから時間見つけて練習をしてるんだけど…。


小林の成長が一向に見えない！！！



歌えない。踊れない。どうにかして欲しい！！！



慎「小林さん。勝つ気ありますか？」



ほら。まこっちゃん怒っちゃってるよ。


翔吾「ほら、まこっちゃんそんなこと言わないの。
小林さん。ごめんね。」


小林「大丈夫です。。」


いつもこのパターン。


まこっちゃんを筆頭に誰かが怒って、翔吾がなだめる。



慎が言いたくなるのも分かるけど。


ちなみに、同じstaffさんにも怒られてるんだよ？


やばくない？？



ほかのメンバーは、元々運動神経がいいのか、形になるのは早かった。



でも、あいつがいつも足を引っ張る。



慎「ほくとさーん。どうにかしてくださいよ。」


北人「こればかりは俺も無理。」


慎「あっちはいいですよね。彩乃さんいるし。」


北人「本当だよね。樹、毎日自慢してくるんだよ？」


慎「あー。翔平もです。なんか、彩乃さんアクロバットできるらしくて、翔平一緒にやるらしいんですよね。」


北人「あー。前ゆってた気がする。そっかー。いいなぁ〜。」


RIKU「そこ2人ー。やるよー。」


2人「はーい。」



毎日こうして、まこっちゃんと傷の舐め合い。



彩乃に会えない日々が続きすぎて死にそう。



でもきっと思ってることはみんな同じで、小林のいない所では、みんな彩乃の話をしてる。



仕事は？って思ったでしょ。



なんか最近、ほかのグループさんばっかで、全然会えてないんだよね。



わざと？みたいな感じで。



会いたいな〜。



壱馬とか毎日あってるんだもんね。



彩乃の歌聞きたいなぁ〜。



あー。壱馬ドゥエットかー。


ずるいなー。



そんなことを考えながら毎日が過ぎていった。



そしてとうとう本番はあした。



そこでサプライズ、プチ事件が起こるなんてこの時は誰も分からなかった。

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