許さない

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樹side


撮影が終わり、楽屋でミーティングを開いていた。



容態は、重度の過労。



俺たちは気づいていたのに…。



北人「俺たち、気づいていたんです。この前、樹たちと、メンバーで話そうって言ってたのに…。」


RIKU「それは、俺らも。リーダーたちとかと話してたんだよね。」


慎「過労って、小林愛華関係してますよね？」




みんな、気がついてはいたのに何もしてあげられなかったと後悔。


北人さんは泣きそうだし、慎は怒り気味。



翔吾「とりあえず、HIROさんに呼び出されてるんじゃないかな？それに、田中さんに説教されてそう。」


彰吾「その可能性が高そうだね。でも、俺らも彼女を守るって前に言ったし、これから何も出来ないのは、違うよね。」


陣「俺もそう思うわ。何か俺らがしてあげられることあるんやない？」


壱馬「とりあえず、彼女の原因って俺らですよね？
だったら、今回駆けつけたことよく思ってないんじゃないですか？」


健太「その可能性はありそう。だったら下手に動かない方がいいんじゃないかな？」


龍「さすがに、今回のことがあって彩乃さんの仕事減るんじゃないですか？」


LIKIYA「確かに。だとしたら俺らは、火種が彩乃に飛ばないように気をつけるしかないね。」



結局、俺らは彼女に直接してあげることは何も無かった。



力不足を実感させられる。



北人「ねぇねぇ樹。彩乃にプレゼント買ってあげない？日頃のお礼でさ。」


樹「いいですね！行きましょ！」



北人さんの誘いで、買いに行くことにした。



北人「何がいいかなー？」


樹「ピアスとかどうですか？ネックレスは、誰かに貰ったっぽいのしてたし、ピアスならそんなに目立たなくないですか？」


北人「確かに！いいかも！」



そう言って、アクセサリーショップに行くと中で、かずまこに会った。


壱馬「お前らも、彩乃に？」


北人「壱馬もか。なんなら一緒に買わない？」



結局4人でショップへ。



中に入ると、メンバーが揃っていた。



みんな考えることは一緒らしい。


結局、全員で1つ使うことに。


慎「彩乃さんって、俺より開けてますよね？」


壱馬「確か、右3個、左4個だっけ？」


北人「軟骨も開けてるんだよね？」



結局、シンプルな軟骨と耳たぶのピアスを買うことになりその場解散。



俺と北人さんは別で指輪も買った。



せめてのお詫び。受け取ってくれるかな。

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