其ノ六 ページ6
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身体が足元から頭の先までぶわりと熱を帯び
熱くて、心臓が速く動いて涙が滲む。
私を抱きしめる包帯が巻かれた腕。
異能力で使う其の腕。
馬鹿みたいに嬉しくて幸せすぎるンです。
私みたいな劣等者を愛してくれるなンて。
「中也が知ったらどうなることやら」
『中原さん、が何でです?』
太宰さんの言葉に顔をあげれば
見上げた私の唇に彼は慣れたように音を鳴らして接物をした。
驚きで目を見開いてしまえば
彼は口づけたまま艶かしく笑う。
「 彼に盗まれないようにしないとね 」
『 … なっ 、』
もう心臓が持たないほど 。
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白城あろ(プロフ) - 驟雨(キリンになりたい)さん» そう言っていただけてとても嬉しいです。ありがとうございます! (2017年12月30日 9時) (レス) id: 411fdf32c4 (このIDを非表示/違反報告)
驟雨(キリンになりたい) - 白城あろさん» とてもキュンキュンしました!! (2017年12月25日 22時) (レス) id: 138e63448f (このIDを非表示/違反報告)
白城あろ(プロフ) - yuzuponさん» ご指摘ありがとうございます。直したつもりなのですが、まだ直ってませんかね … (;;) (2017年8月5日 15時) (レス) id: 411fdf32c4 (このIDを非表示/違反報告)
白城あろ(プロフ) - 雪乃さん» ご指摘ありがとうございました。直させていただきました! (2017年8月5日 15時) (レス) id: 411fdf32c4 (このIDを非表示/違反報告)
yuzupon - 続きが気になります!! 他の方もおっしゃってますが、やはり「私」ではないでしょうか…… (2017年8月5日 14時) (レス) id: 88895283a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白城あろ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年7月16日 18時