【茅ヶ崎至】画面越しに甘いキスを【摂津万里】

２５げーむ ページ28

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「 人少ないとこ行こ 」


おいで、と出された手を緊張で握らなかったら

彼が強引に私の手を包む。



繋いだ右手が熱くてたまらなくて 。









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『 ______ 好き 、 』






小さく、溢れた本音 。

私の唇から漏れて思わず左手で口を覆う。









「 __俺も、Aのこと かなり好き 」






甘い言葉に脳が溶けていく 。







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『 かなり、ってどれくらい____？ 』




「 なにをするにもAのことが

頭に浮かぶ程度には好き 」








恥ずかしさがから回って、ぱしっ と隣を歩く至さんの背中を小さく叩く。









「 俺さ 、honeyのファンで

もし女だったら絶対惚れるとか思ってたんだよね。

そしたら本当に ____ 」





前を向いて歩いていた至さんが、

私の方を向いた






「 ちゃんと俺のことを見てくれる人でさ


それだけで俺が惹かる理由だった 」







そのときの、至さんの表情が

見たことないほど嬉しそうで、私は泣きそうになった。






『 気づいたら至さんのことしか考えられなくて 』


そう言うと 、さん付けやめ 。と一言。



至 、呼びはどうしてもできなくて
至くんって呼んだ。



そしたら嬉しそうに笑うから、
また胸がしめつけられる。









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「 万里のとこなんて行かせないから

ずっと俺のこと見ててよ 、A 」









そう、柔らかく微笑んだ後に悪戯な笑みを浮かべた









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「 この歳にお付き合いを始めるってことは

ずっとずっと一緒にいるのを前提にしてるから 」







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終

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