【茅ヶ崎至】画面越しに甘いキスを【摂津万里】

１８げーむ ページ18

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「 至さんが抜け駆けしたのが悪いから、

至さんいるけど今だけは忘れて 」






耳に少し吐息がかかり、
思わずくすぐったくて身体が跳ねる。



目の前には万里くんの鎖骨があって、
緊張して下を向く。


彼の腕は私の背に回ってて、






「 忘れても何も俺、いるんだけど 」


と少し焦る至くんに万里くんは まぁな。と呟いた









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「 あー、ずっとこのままでいいかもな 」








私の雨で湿った髪を撫でて、

嬉しそうな口調で万里くんが言うもんだから




________ 世界が君色に染まりそうになった 。









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「 ちょい待ち、それ以上はやめろ 」







私の首根っこを掴み グイッと 後ろへ引かれる 。



首に少し触れた指が少しひんやりとしていた。









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「 もう、わかったでしょ？____俺らの気持ち 」









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「 ______どっちを選んでもいい 」









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乙ゲーの実写化か何かか。



なんて、いつもの考えは浮かばなくて









ただ下を向いて、顔に集まる熱に逆上せるしか


私はできなかった。









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