第百六話 ページ10
俺は先程教えてもらった蔵に走り奥の扉を開けると石造りの地下へ続く階段が現れた
俺は急いで降りると見張りの兵が2人立っていた
懐に入れていた苦無を取り出し2人の首に刺した
俺はそこで潜入前に盗んだドクシア城の服に着替えた
ドクヒテ城の兵は問答無用で倒すがドクシア城の兵を傷付ける訳にはいかない
城を出た時にドクシア城の兵から敵だと思われたくないのでドクシアの服に着替える
1人の兵から鍵を探り出し扉を開けた
両側の牢屋には特に誰もいなかった
1番奥の牢屋に走ると
鬼崎「勘右衛門！！三郎！！！」
少し弱った2人が座っていた
尾浜「A！？」
俺の顔を見て驚く2人
鬼崎「さっさと出るぞ！」
俺は鍵で牢屋を開けた
鉢屋「1人で来たのか？」
鬼崎「そんなわけないだろ。五年が外で敵の気を引いている。その間に俺が助けに来たってわけ。」
勘右衛門に手を貸しながら話した
鬼崎「拷問でも受けたか？」
所々血が滲んだ後があった
鉢屋「少しだけだ。」
少し暗い表情が見えた
鬼崎「走れるか？」
尾浜「俺はいけるが、三郎が…」
勘右衛門より三郎の方が傷が多かった
鉢屋「気にするな。走れない訳では無い。」
強がる発言だが立ち上がるだけで精一杯のようにも見えた
鬼崎「俺の背中に乗れ。」
俺は三郎の前に膝を付いた
鉢屋「大丈夫だから！」
鬼崎「ここから早く出なければ応戦している五年の皆に迷惑がかかる。早くしろ。」
これ以上戦闘を長引かせるわけにはいかない
三郎は渋々俺の背中に乗った
鬼崎「よし。来る時に抜け道を見つけた。そこまで走るぞ」
城内を散策していた時に生垣の隙間に人が通れそうな道があるのが見えたので、そこから抜け出すことにした
地上へ出るとまだ脱走には気づいていなかった
鬼崎「こっちだ」
俺は一直線に抜け道に走った
幸運なことに誰にも合わず城を抜け出した
一刻も早く兵助達に合流しなければ…
森に差しかかると敵が大勢いることが分かった
俺は一瞬でこの数は危ないと思った
一先ず雷蔵と晴鬼に会うことを優先した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雅 - 良かったです！！！！感動しました！！！！🥹✨続きも気になりますんで、待ってまーす🤗✨🍀 (2022年5月23日 10時) (
レス) @page17 id: 0a092a0524 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです！！ 友情かー､良いなーーwww 続き待ってます (2022年3月6日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：牙桜 | 作成日時：2021年12月13日 19時
