第百二十四話 ページ28
裏々山の山頂に居る五年生と六年生そして空に開いた穴を見ながら俺は呆然と立ち尽くした
鬼崎「え?勝敗は?」
ボロボロになった五年生と六年生に問いかけた
潮江「乱太郎が逃げ切って引き分けだ」
どうしてか分からないが相変わらずボロボロの伊作先輩に肩を貸す
鬼崎「伊作先輩!大丈夫ですか?」
善法寺「あ、鬼崎君。大丈夫だよ…」
一先ず俺たちは学園に戻った
学園長「というわけで!今回の勝負乱太郎が逃げ切った為引き分け!と、したいところじゃが…」
六年生・五年生「え?」
学園長「延長戦をしよう!!」
土井「学園長先生!!いくらなんでも乱太郎達が可哀想です!」
学園長「安心しろ、今回のお宝は鬼崎じゃ!」
少し離れたところで様子を見ていた俺に向かって指を指した
鬼崎「お、俺!?」
急に名前を呼ばれて焦った
学園長「鬼崎を捕まえた方が勝利じゃ!」
土井「いくらなんでも無茶ですよ!」
学園長「鬼崎はどうじゃ?」
鬼崎「まぁ、別にいいけど…条件があります。」
学園長「なんじゃ?申してみよ」
鬼崎「勝負は1週間後開始です。2日間の内に俺を捕らえた方が勝ち。そして、2日間逃げ切ったら俺の勝ちでいいですか?」
土井「2日間!?いくらなんでも無茶だよ!」
鬼崎「2日間なんてあっという間ですよ。」
山田「それよりも、鬼崎が勝ったらどうするんだ?」
鬼崎「そうですねー…じゃあ一人一つ願い事でも聞いてもらいましょうかね」
潮江「なんだそれは!それなら俺はやらんぞ!」
鬼崎「別に、参加しようと不参加でも俺には関係ないのでいいですけど、五年生と引き分けって悔しくないんですか?」
潮江「なに!?良いだろう。正々堂々と勝負してやる。」
鬼崎「もちろん、同学年だからって手加減とか贔屓することは一切ないよ。」
久々知「分かってるよ」
鬼崎「では、1週間後ここに集合してください。今日の所は解散!怪我してる人は医務室に行くぞー」
俺は伊作先輩や他数名を連れて医務室に向かった
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雅 - 良かったです!!!!感動しました!!!!🥹✨続きも気になりますんで、待ってまーす🤗✨🍀 (2022年5月23日 10時) (レス) @page17 id: 0a092a0524 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです!! 友情かー、良いなーーwww 続き待ってます (2022年3月6日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:牙桜 | 作成日時:2021年12月13日 19時