第百十九話 ページ23
数週間後……
俺は毎日ある補習にうんざりしていた
忍術の知識も経験もある
補習のテストで満点を撮り逃したことは無い
しかし授業が他の生徒よりも遅れているという理由で補習を受けるのは暇すぎた
俺はあの勘右衛門と三郎の奪還作戦以降めんどくさそうな事には一切首を突っ込むのを止めた
また授業に遅れて補習になるのも嫌なので極力目立たない生活を心がけた
補習の合間に委員会活動も行い学園生活を慌ただしくも満喫していた
最初は晴鬼と2人で放課後特訓をしていたが今では他の五年も晴鬼の特訓に付き合い切磋琢磨していた
しかし俺が学園にいると時折視線を感じるのだ
気配はあまりしないのでどこかの忍びだろう
どこからか俺の神鬼一族の情報が漏れたのかと不安が募るばかりだった
ある日……
授業の終わった昼過ぎ
晴鬼との手裏剣練習が終わり、自室に戻る時にたまたま庭で八左ヱ門と兵助と乱太郎、きり丸、しんベヱが話しているのが見えた
鬼崎「どうしたんだ?」
乱太郎「あ!鬼崎先輩!龍ヶ峰先輩!聞いてくださいよー!」
先程までの話の内容を聞かされた
鬼崎「なるほどなー」
きり丸「鬼崎先輩と龍ヶ峰先輩は6年生への不満ってないんですか?」
鬼崎「ないってより…まだ忍術学園に来て日が浅いからな…」
俺は今までの記憶を巡っても特に思い当たる節はなかった
龍ヶ峰「俺もないなー」
久々知「俺なんて思い出したらいくつもあるぞ…」
不破「分かる分かる。」
鉢屋「そう言うとこあるよなー」
雷蔵と三郎が話に入ってきた
鬼崎「やっぱりお前らも6年生に不満が?」
渋い表情の2人に尋ねた
不破「この前は七松先輩が図書室で暴れたり」
鉢屋「俺なんて本当の顔を見せろーって追いかけ回されたり…」
乱太郎「そ、それは……」
きり丸「恐ろしい目に合われましたね…」
しんベヱ「先輩方お気の毒…」
鬼崎「それは災難だったなー」
全員中々酷い出来事だな…
尾浜「はーい!俺も話していい?」
鬼崎「話してもいいが、場所を変えようぜ。座って話す方が楽だろ。」
俺たちは少し離れた木陰まで移動した
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雅 - 良かったです!!!!感動しました!!!!🥹✨続きも気になりますんで、待ってまーす🤗✨🍀 (2022年5月23日 10時) (レス) @page17 id: 0a092a0524 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです!! 友情かー、良いなーーwww 続き待ってます (2022年3月6日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:牙桜 | 作成日時:2021年12月13日 19時