第百十二話 ページ16
俺は目を覚まし勢いよく身体を起こした
鬼崎「ここは……!」
?「やっと起きた…!」
見慣れた医務室の景色と共に善法寺先輩が視界に映りこんだ
善法寺「良かった…無事だったんだね」
安堵の息が善法寺先輩から零れた
鬼崎「どうして…ここに…?」
驚きで言葉が上手く発せなかった
善法寺「鬼崎君を探すために6年生が学園の周りを捜索していたんだよ。そしたら、森で倒れているのを長次が見つけて…」
あの足音は中在家先輩だったのか…
鬼崎「他の五年生は…?」
医務室には俺しか居らず、怪我をしている三郎や勘右衛門、敵と交戦した兵助や八左ヱ門の姿はなかった
善法寺「もうみんな自分の部屋で療養してるよ。鬼崎君2日間寝ていたんだよ?」
鬼崎「えっ……」
善法寺先輩によるとまる2日間寝た状態だったらしい
善法寺「大丈夫?お腹減った…?」
少し困惑している俺を優しく微笑みかけてくれる善法寺先輩に安心感を抱いた
善法寺「何か食堂からもらってこようか?」
鬼崎「いえ、大丈夫です。あいつらに早く会いたいので」
俺は布団から出て着替え、身だしなみを整えた
善法寺「無理は駄目だよ!まだ傷が完全に治った訳じゃないんだからね!」
鬼崎「はい。ありがとうございました」
俺は深々と頭を下げて医務室を出た
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雅 - 良かったです!!!!感動しました!!!!🥹✨続きも気になりますんで、待ってまーす🤗✨🍀 (2022年5月23日 10時) (レス) @page17 id: 0a092a0524 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです!! 友情かー、良いなーーwww 続き待ってます (2022年3月6日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:牙桜 | 作成日時:2021年12月13日 19時