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聞けば、僕がかなり寝惚けていたらしく。
ヌナがベッドで寝る？って気使ってくれたところ、「うん」って即答したらしい。
いや、待て。
どこからが現実？
「あの……僕、ヌナに触れたり…した？」
恐る恐る彼女の顔をちらりと見ると、あー、とちょっと言葉を濁した。
『だってぐう、寝惚けてるくせにすごい力で。』
う、嘘でしょ。
本当にヌナを抱きしめて眠ってたってこと？
「ごめんなさいっ、ほんとに……」
『あ、ううん。いいの。 ぐうの寝顔見てたら安心して、その後すぐ眠れちゃったんだよね。』
むしろありがとう、なんて言って笑うヌナ。
まあ、ヌナがちゃんと眠れたなら、いいのか。(?)
「でも……僕さっき、」
『ぽっぽ？』
「………！」
ちょっと悪戯に顔を覗き込まれて、途端に恥ずかしさが込み上げる。
言ったのか、言ったんだね………。
「忘れて、ヌナ……」
『ふふふ、ねぼすけめ。』
「っ、」
くしゃくしゃと僕の髪を触り、立ち上がってキッチンに向かう彼女を。
いつもの如く不意打ちをくらい、ぽかんと口を開いたまま見つめる。
そしてすぐに、トースターの軽快な音がして、香ばしい いい匂いがしてくる。
『おいで、朝ごはん食べよう？』
背を向けたまま僕を呼ぶ声に、頰は気持ち悪いくらいに緩んだ。
ああ、幸せな朝だな。
毎日彼女とこんな風に時間を共有できたら、どんなにいいだろう。
できれば、"恋人"という形で。
他の人には、やっぱり譲りたくない。
もぞもぞとベッドから抜け出し、きちんと布団を整えてから、彼女の元へ歩み寄る。
「Aヌナ〜」
『なあに〜、ぽっぽはしないよ〜。』
「…あーもう、からかうのやめて。」
自分の気持ちに嘘はつけないし、もう後戻りもしない。
その背中を、僕が、振り向かせたいんだ。
『あ、コップだけ持ってきてー？』
「はーーーい。」
この日はヌナが用意してくれた朝食を食べ、少しだけ浮かれつつも真面目に学校に行った。
続く (更新停止中)
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salt(プロフ) - さくらさん» 最高だなんて、、嬉しいです。 コメントありがとうございます(泣) 近々少しずつですが更新しますね(*´ `*) (2018年8月27日 15時) (
レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - う、うわあああ ぐくやばいです最高です、、更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2018年8月26日 12時) (レス) id: 4f509fd02c (このIDを非表示/違反報告)
salt(プロフ) - kimnaaさん» コメントありがとうございます！ 可愛いぐうちゃんが書けてますでしょうか…！ 応援のお言葉とってもうれしいです(泣) (2018年8月16日 14時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)
kimnaa(プロフ) - ぐぅちゃん可愛いですヽ(；▽；)展開が面白くて一気に読ませて頂きました！更新楽しみにしてますヽ(；▽；)ぐぅちゃん頑張れ〜〜 (2018年8月16日 7時) (レス) id: 36d5fb4cd3 (このIDを非表示/違反報告)
salt(プロフ) - みっきーさん» コメントありがとうございます！ これからグクに頑張ってもらおうと思います！ 是非応援お願いします(*´`*) (2018年8月16日 1時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：salt | 作成日時：2018年7月16日 1時
