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嬉しくて、もう一度抱き締めたくて、彼女に手を伸ばす。





すると彼女の手もこちらに伸びてきて…





僕の胸板を押した。






胸板を………









『す、ストップ。 その前に。着れそうな服貸してあげるから、着て? 実はさっきからヌナ、目のやり場に困っちゃって……』





え。





視線を落とすと、ヌナの手の平が直に僕の胸に触れていた。





カッと顔が熱くなる。




僕ってば、裸で何を。









「…はやく言ってよ、ヌナぁ…。」







『ごめん、タイミング失っちゃって……。』







そう言う彼女もほんのり顔を赤くして、ちょっと待ってて、とクローゼットの方に向かった。



恥ずかしかったけど、その後ろ姿にさえ、何故かきゅんとして。




可愛いな、好きだなあ。と。








『はい。これなら着れる、と思う。』




「ありがとう、」






渡されたTシャツを頭から被った。



あ、ヌナの匂いする、ってそれだけで頰はゆるむけど。




大きめのものを持ってきてくれたとはいえレディースで、ヌナとはかなりの体格差があるわけで、






『あ、結構……いっぱいいっぱいだね…。』




肩とかぱつぱつだった。







「ごめん、伸びちゃうかも。」





『いいよ? 気にしないで。』





「ヌナ、顔すごい笑ってるんだけど…。」






だってー、とくすくす笑われてる僕。





『ぐうってば、いつからそんな筋肉マンになったの?』






ちょっと、筋肉マンって。言い方。





「ヌナにカッコよく見られたくて、鍛えたんだからね。」






馬鹿にされたようで悔しくて、そのままヌナの腰を引き寄せて腕を回した。







途端に静かになる彼女。








「ヌナ。」




『………………。』





「Aヌナ。」





『…………うん、』









「僕、もう逃げないから。」









女々しい僕とはおさらばする。





二度とあんな目にだって、遭わせない。









「だから…守らせてね。」

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salt(プロフ) - さくらさん» 最高だなんて、、嬉しいです。 コメントありがとうございます(泣) 近々少しずつですが更新しますね(*´ `*) (2018年8月27日 15時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - う、うわあああ ぐくやばいです最高です、、更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2018年8月26日 12時) (レス) id: 4f509fd02c (このIDを非表示/違反報告)
salt(プロフ) - kimnaaさん» コメントありがとうございます! 可愛いぐうちゃんが書けてますでしょうか…! 応援のお言葉とってもうれしいです(泣) (2018年8月16日 14時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)
kimnaa(プロフ) - ぐぅちゃん可愛いですヽ(;▽;)展開が面白くて一気に読ませて頂きました!更新楽しみにしてますヽ(;▽;)ぐぅちゃん頑張れ〜〜 (2018年8月16日 7時) (レス) id: 36d5fb4cd3 (このIDを非表示/違反報告)
salt(プロフ) - みっきーさん» コメントありがとうございます! これからグクに頑張ってもらおうと思います! 是非応援お願いします(*´`*) (2018年8月16日 1時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:salt | 作成日時:2018年7月16日 1時

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