新しい時 ページ2
「え?なになに?どういう事?」
莉々も珍しく戸惑ってるらしい。
玉ちゃんも動揺を隠せていないようだ。勿論、私も。
翠音さんのあの赤い目に何か秘密があるのかな?
そう思ってたら、急に皆が動きだした。
「……え?」
3人で立ち竦む私達。私達以外のクラスメートは、喜んでたりはしゃいでたり、さっきまで固まっていたのが嘘のようだ。
「はい、じゃあ、授業始めるぞー。」
何事も無かった様に先生がそう言い、不思議な1日が始まった。
翠音さんは莉々と席が近く、いつも元気でフレンドリーな莉々のおかげ?でクラスにも馴染めて来てるらしい。
私は休み時間に莉々、そして翠音さんの所に行ってみた。
「…あ!おーい!」
莉々が笑顔でこっちに手を振ってくる。
私と玉ちゃんはその場に向かった。
……まずは自己紹介。勿論、翠音さんに向かって。
「あ、私は天目いつみ。よろしくね!」
笑顔で簡単な自己紹介。
「玉之屋瑞穂です。どうぞよろしくお願いします。」
玉ちゃんは、玉ちゃんらしい挨拶をしてる。
「あ、あの、、翠音輝星です。」
これで、私達は友達。
「でね!これから一緒に輝星ちゃんも遊びに誘ったりしない?」
莉々が当たり前の様な事を言ってくる。
「わ、私は、、皆さんがよろしければ……」
「勿論!私も賛成!」
「私も賛成です。」
みたいな感じで、また新しい時が刻まれる。
「こ、今度、、私の家、来てくれる、、?」
そう言い出したのは翠音さんこと輝星ちゃんだ。
「うん!輝星ちゃんのお家楽しみ〜。」
莉々は相変わらずの性格。
「じゃあ、今度皆でおじゃまするね!いつなら大丈夫?」
「休日なら、、空いてるから、、。土曜日とか?、」
そんな感じで土曜日の午後からおじゃまさせてもらう事になった。
「……わぁ!凄い!」
これが輝星ちゃんの家の素直な感想。
玉ちゃん家よりも大きく、まるでお城みたいな家。
「あ、、家、入って、、!」
輝星ちゃんがわざわざ迎えに来てくれた。
そんな輝星ちゃんの私服は、お嬢様って感じのドレス的な服。
私達はお言葉に甘え、家に案内された。
私達が輝星ちゃんの家に入ると、1匹の猫のお出迎え。まるで、ムスビが玄関に出迎えに来た様だが、ムスビとは正反対の体型の猫。
「この子はダイヤ。よろしくね、。」
ダイヤは、白とグレー系の色の三毛猫で、金色の瞳をして、首にはピンクのリボンでひし形の形の金色の鈴を着けている。
「……!」
私は驚いた。莉々や玉ちゃんも。
「私は、太陽遣いの巫女なの。、」
続
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
supika☆ - 今日は。機種買い替えしました。ムスビオタク?です。 (2019年11月30日 14時) (レス) id: c2a1924613 (このIDを非表示/違反報告)
supika - 同感です。あの終わり方、かなり不思議でねえですか? (2019年9月2日 20時) (レス) id: c2a1924613 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 摩訶不思議ネコ・ムスビって、気になるところで終わったよね。 (2019年8月28日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
supika - 摩訶不思議ネコ・ムスビのファンです(言い忘れましたが)続きが気になりるーっ(ワクワクです!) (2018年12月13日 15時) (レス) id: da994fcbf9 (このIDを非表示/違反報告)
supika - 続きが気になりますです♪更新待ってるですよ!!(なぜかムスビ弁) (2018年12月13日 14時) (レス) id: da994fcbf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:抹芽珠(cv.アイスソーダ) | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/m_swimmingteam
作成日時:2015年10月5日 0時