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関わらないでくれオーラを出し続けていたのに、
転校生はそれを感じ取らない。
・・・イケメンってそういう所が欠けてるんでしょうか。
それに。
「なぁ、亮ちゃーん。」
「何やねん(笑)」
いつの間にかイケメン二人は仲良くなってるし。
絵になるけれども、絵になるけど！！
「なぁA、亮ちゃんギター弾けるんやって！」
「・・・・そ、そうなんだ。」
苦笑いする私。
頼むから、私を巻き込まないでくれ。
「・・・何なん、A、錦戸くんのこと苦手？」
「えっ・・・！そうなん？」
「!?い、いや・・・・」
それを目ざとく発見する大倉。
戸惑う錦戸くん。
返答に困る私。
何で余計なことを言うんだ!と、恨みのこもった目で大倉を見ると、
彼はフッと口角を上げた。
・・・先生。ここに悪魔がいます。コイツ、分かっててやってます。
忘れてた。
この男、顔がいい代わりに性格は最低だった。
「・・・え、そうやったん?」
そして、錦戸くんよ。
そんな悲しい目で私を見ないでくれ。
濡れた子犬か、君は。誰かに捨てられたのか。
・・・あぁ、もう。
「・・・別に、そうじゃないよ。」
そう言うしかないじゃない。
その瞬間、フッと明るくなる錦戸くんの顔。
「よかったぁ・・・。」
「・・・あぁでも、」
「ん？」
でも、これだけは譲れない。
別に人と関わりたくない訳じゃない。
だけど、貴方はダメなの。
貴方が近くにいたら、私が上辺だけ着飾った意味がない。
折角自分を捨てたのに。
「できれば、あんまり話しかけないで？」
そう言うと、錦戸くんは驚いた顔をした。
私は、笑顔を貼り付けたまま続ける。
「・・・何で？」
「見たらわかるでしょ？」
「えぇ？」
「・・・私ね、このクラスの女子全員から嫌われてるの。」
「どうして。」
フッと隣を見る。
大倉は、この展開を面白そうに眺めていた。
私は彼を指差す。
「この馬鹿のせい。」
「アハッ(笑)馬鹿は無いわぁ。」
そんな眩しい顔で笑うんじゃないよ。
錦戸くんはますます困惑した顔をする。
「大倉が、なんかしたん？」
「ちゃうよ(笑)女子はな、俺がAにベッタリなのが気にくわんの。」
なー。って私の背中に凭れ掛かってくる大倉。
・・・重い。
「え、二人付き合うてんの？」
「違う。」
「え、ちゃうの？」
「ちょっと一旦黙って。」
「(笑)」
「・・・結局どっち？」
あぁ、カオス。
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なるせ*(プロフ) - 笹塚カナメさん» コメントありがとうございます!!共感していただけるのが作者としては一番嬉しいものです。感想ありがとうござました(*´▽｀*) (2018年5月16日 4時) (
レス) id: 7b25f3aafe (このIDを非表示/違反報告)
笹塚カナメ(プロフ) - 主人公の考え方、作者さんの表現力に感動いたしました。あっという間に読み終わってしまいました。これからも応援しております！ (2018年5月16日 2時) (レス) id: 180a39eeb3 (このIDを非表示/違反報告)
なるせ*(プロフ) - うさたぬき。さん» コメントありがとうございます（ ´∀｀）ここから佳境ですので続きもぜひぜひご覧下さい(*´∀`*)ノ (2018年4月11日 22時) (レス) id: 91b64b0a9a (このIDを非表示/違反報告)
うさたぬき。 - 続きが気になります！更新頑張って下さい＾＾ (2018年4月11日 16時) (レス) id: e14d5f519c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なるせ* | 作成日時：2018年4月2日 19時
