[文スト]乱歩さんの兄はポートマフィアの参謀です

参謀２ ページ5

黒服たちに挨拶されながら廊下を中也と歩き、首領室へ向かう

コンコン
慎歩「失礼します」

森「入りたまえ」

ガチャ
扉を開くと、中也を横に控えさせた首領が威厳を発していた

珍しいな←
エリス嬢はまだ寝ているのだろうか

森「寝ていた所をすまないねぇ」

全くだ！
慎歩「いえ、ご用件は？(下らないことだったら二度寝しよう)」

森「…君の弟の居場所わかったよ」

慎歩「！」

中「弟？」

慎歩「…どこに居たのでしょうか？(乱歩っ)」

森｢なんとね、あの武装探偵社に居るそうだよ｣

慎歩｢武装探偵社!？｣

森｢あぁ、しかも探偵社の要らしいねぇ｣

中｢もしかして、あの探偵!？｣

森｢そうだよ｣

慎歩｢…教えていただき、ありがとうございます。｣

しかし、首領のことだ。なにか狙いがあるのだろう

森｢会いに行きはしないのかい？｣

慎歩｢はい。…首領には何かお考えが？｣

森「いや、特には。…でも折角生き別れた兄弟なのだから、挨拶くらいはしたらどうだい？」

武装探偵社に…

慎歩「はい、ではお言葉に甘えて。中也も連れて行っていいですか？一応敵陣に行くわけですし」

森「良いとも、じゃあよろしく伝えといてくれたまえ」

ガチャ
(乱歩っ、よかった生きていてくれて…)

それにしても、首領は僕を武装探偵社に会わせてどうしたいのだろう？

(乱歩が動揺するのを狙っているのか？それとも…)

一人思案していると、中也が恐る恐る話しかけてきた
中「慎歩さん、弟って？」

慎歩「…実は僕には生き別れた弟がいたんだ」

中｢それが…｣

慎歩「そう、江戸川乱歩。…よって今から探偵社に行こうか」

中「太宰の野郎がいるじゃねぇか！なんで俺も？」

慎歩「ん〜？１つは首領に言ったとおりだよ。2つ目は、中也が嫌がるかなぁって！」

中「(ドS！)」

ふふっ、その嫌そうな顔可愛い♪
…まぁ中也は泣き顔が一番可愛いけど←


いろいろな思いを抱えながら、僕と中也は武装探偵社へと向かった

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