¢。１４８。¢ ページ9
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和「俺、二宮和也ね」
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さっき見せた、温度のない目は嘘のように
そう言った彼は、人懐っこい笑顔で笑った。
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「…・・二宮、くん、？」
和「ノン、和くんね。ｓａｙ？」
「……、かず、くん、、」
和「おっけ。あ、敬語禁止ね。俺、あんたより年下だから」
「…ぇ、？」
和「いま中３。ま、いろんな経験値はあんたより上だろうけど」
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滑らかに喋り出した彼に、ちょっと気後れしながら
でも笑いかけてくれたことに、心底ほっとして
さっきは怖いくらいだった鳶色の瞳は
よく見れば、私のそれに似て色素が薄くて
右下の顎にあるほくろが
年下とは思えないくらい、やけに色っぽい。
得意げにきゅっと上がった唇は
羨ましいくらいの、綺麗なアヒル口で…
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気づけば、初対面の彼の顔を
まじまじと観察してしまっていたけど
今更ながら、その至近距離に改めて気づいて
急に恥ずかしくなって、もぞもぞと下を向くと
今さら？って笑ったかずくんが
からかうように私を覗き込んだ。
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和「…なに照れてんの？」
「…、//」
和「…Aってさ、誰にでもそーゆー態度なわけ？」
「、…そーゆー、って？//」
和「思わせぶりってこと。勘違いする奴も多いんじゃね？」
「…、？」
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あまりにもあっさりと、私を呼び捨てにしたかずくんは
何だかとっても不思議な人で…
いつもはすごく人見知りで
とくに男の子となんて、全然話せないはずの私との距離を
あっという間に縮めて
ともすれば、ずっと友達だったような感覚にすら陥る。
かずくんの言ってることはよくわからなくて
頭にハテナを浮かべて、彼を見つめると
だから、そーゆーとこだわって笑ったかずくんは
深く優しい瞳で私を見つめたら
大野くんのそれとはまるで違う、ちっちゃなまぁるい手で
私の頭を、ぽんぽんと撫でた。
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和「で、なってくれんの？俺の彼女」
「、ぇ、？」
和「はぁ？聞いてた？さっきの俺の話」
「…ぁ、//」
和「まぁいいけどね。Aみたいなの、俺の周りにいないタイプ」
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そう言って、不敵な笑みを浮かべたかずくんは
アイドルみたいな綺麗なウィンクを、私にぱちんと飛ばした。
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ハルキ(プロフ) - しずくさん» しずくさん、コメントありがとうございます。私もあのお二人が大好きで、他にもタイトルお借りしちゃってるお話がいくつかあります(^^; いいですよねぇ、彼らの音楽...。今このお話しは休止中ですが、別のお話が完結したら戻って来ます。そしたら是非遊びに来て下さい。 (2020年5月7日 0時) (
レス) id: dcc28921ba (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 初めまして。題名に惹き付けられ(歌ってる二人組が大好きなので)読みだしたら止まらず一揆に読まさせて頂きました。こちらのお話の続きを読みたいです！首を長くして待っていますのでよろしくお願いします。 (2020年4月14日 23時) (レス) id: 9da94b7189 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - こんにちは。このお話、何度読んでも好きです。このお話の先をずーっとずーっと待ってます。いつか続きを読ませて下さいね。楽しみにしてます。 (2017年12月12日 9時) (レス) id: b1ca40d54c (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - この作品大好きなんです。何時までも待っているので、ぜひ続けて下さい。お願いします。 (2016年12月9日 22時) (レス) id: 50e5f43973 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - しほさん» しほさん、ありがとうございます(*´ω｀)♪このお話が占ツクでいちばん好き、と言っていただけるなんて、もう嬉しいやら申し訳ないやらです。。。更新再開したら、お待たせした分ふたりを思いきりイチャイチャさせようと思いますので、楽しみにしてお待ちくださいね。 (2016年6月19日 10時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年9月15日 8時
