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高校生初めての学園祭の一日目は
目の回るような早さで終了し、
くたくたになって帰宅すると、お風呂に入って寝ただけだった。
そして、今日二日目は一般開放日で
生徒の父兄や、他校の生徒たちも来校するから
きのうより人も多い分
気をつけなきゃいけないのは生徒同士のトラブルで
それを避けるため、校内の巡回をするのが実行委員の主な仕事
私たちの当番は、お昼いちばんの時間
お弁当を急いで食べ終えると
大野くんを迎えに、行ったんだけど…
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智「……」
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大野くんは、何故か不機嫌そうで
唇を尖らせたまま、目を合わせてくれなくて…
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「……、大野、くん、？」
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そう、呼び掛けると
ちらっと私と視線を合わせた大野くんは
ますます尖っていく唇を、不満そうにそっと開いた。
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智「……どーして相葉に、…あんな、笑うの」
「、ぇ、？」
智「相葉の言葉に、…いちいち赤くなっちゃってさ」
「…、？//」
智「その格好萌えるとか、まじ変態教師だ、あの野郎っ//」
「、へん、たい、//？」
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大野くんが何を怒っているのかわからなくて
彼をじーっと見つめていると
まだひとりでぶつぶつと文句を言っていた大野くんは
その視線に気づいたのか
はっとして、気まずそうに「、んん゛っ//」って咳払いして…
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智「、とにかく、//、今日は俺から離れちゃダメだかんね？」
「、は、はい//」
智「手ぇ繋いでこ。Aちゃん、どっか攫われるといけねぇから」
「っ、///、そん、な、…大丈夫、//」
智「なに、嫌なんか」←ムッとしてる
「、嫌、とか、じゃ…なくて、//」
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何だかいつもと様子の違う大野くんに戸惑いながら
巡回の開始時間に遅れないように、その場を出発する。
すると、歩き始めて数分
私たちを取り巻く視線が、だんだん色めき立って…
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「ちょっと！あの人、カッコよくない？」
「この学校だよね？制服からして」
「どうする？声かけてみる？」
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そんな会話が
周りから、ちらほら聞こえ始めたと思ったら…
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「すみませーん♡ちょっといいですかぁ♡」
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ひと際甲高い、黄色い声が
大野くんを呼び止めた。
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ハルキ(プロフ) - しずくさん» しずくさん、コメントありがとうございます。私もあのお二人が大好きで、他にもタイトルお借りしちゃってるお話がいくつかあります(^^; いいですよねぇ、彼らの音楽...。今このお話しは休止中ですが、別のお話が完結したら戻って来ます。そしたら是非遊びに来て下さい。 (2020年5月7日 0時) (
レス) id: dcc28921ba (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 初めまして。題名に惹き付けられ(歌ってる二人組が大好きなので)読みだしたら止まらず一揆に読まさせて頂きました。こちらのお話の続きを読みたいです！首を長くして待っていますのでよろしくお願いします。 (2020年4月14日 23時) (レス) id: 9da94b7189 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - こんにちは。このお話、何度読んでも好きです。このお話の先をずーっとずーっと待ってます。いつか続きを読ませて下さいね。楽しみにしてます。 (2017年12月12日 9時) (レス) id: b1ca40d54c (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - この作品大好きなんです。何時までも待っているので、ぜひ続けて下さい。お願いします。 (2016年12月9日 22時) (レス) id: 50e5f43973 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - しほさん» しほさん、ありがとうございます(*´ω｀)♪このお話が占ツクでいちばん好き、と言っていただけるなんて、もう嬉しいやら申し訳ないやらです。。。更新再開したら、お待たせした分ふたりを思いきりイチャイチャさせようと思いますので、楽しみにしてお待ちくださいね。 (2016年6月19日 10時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年9月15日 8時
