¢。１８５。¢ ページ46
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連日遅くまで続いた、実行委員会の仕事
ある日疲れきって机に突っ伏して寝ちゃった、私の間抜けな寝顔を
…大野くんに撮られてたなんて、夢にも思わなかった。
ついに始まった学園祭
私はリコちゃんたちと楽しそうに笑っていて
リコちゃんのお母さんお手製のメイド服を、照れながら着た私を
いつの間に撮ったの…？って、大野くんを見上げると
大野くんは、その視線に気づかないふりしてそっぽを向いた。
綺麗に晴れ渡った、最終日の体育祭
救護テントの下で談笑していた私の、
その隣には、相葉先生がいたはずなんだけど…
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「…‥、大野くん…？」
智「……」
「…どうして相葉先生、…‥写ってない…の？」
智「……」
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隣にいた相葉先生は見事に見切れていて
故意としか思えない、その構図を
不思議に思って問いかけてみると
ふんって、唇を尖らせた大野くんは
そんなに相葉と写りたかったの？って不機嫌そうに言うから
…そういう訳じゃないけど、って
もごもごしながら答えると
困ってるそんな私を、大野くんは眉毛を下げてふはって笑った。
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全校生徒からの大歓声を浴びて
教頭先生と手を繋いで走る、恥ずかしそうな私
これ、本部のカメラ急遽借りたんだよって
あんとき、まじ面白かったねって
大野くんはまたそれを思い出したのか、楽しそうに笑う。
体育祭の最後に、クラス全員で撮った記念写真
誰もいなくなった、オレンジ色に染まったグラウンド
…夕陽が逆光になって、真っ暗に浮かび上った校舎のシルエット
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そこでアルバムは終わっていて
はちきれそうなほどに膨れ上がった、我儘な想いは
まだまだこの続きを、大野くんとの思い出で埋め尽くしたいって
その透きとおった瞳を通して、私にその世界を見せて欲しいって
切なさに軋んだ心が、悲鳴をあげる
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だけど、それを上回ったのは
…これ以上隠しきれない、どうしようもない愛しさで
もう今までみたいな関係でいられなくなっても
ふにゃんと柔らかく笑う、その笑顔を向けてもらえなくなっても
身体中に溢れだした想いを抱えるように
私はそのアルバムを、ぎゅぅぅ…と胸に抱きしめて
ぽろぽろと零れ落ちる涙と一緒に
まるで衝動に駆られるように
________その想いを、吐き出した
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ハルキ(プロフ) - しずくさん» しずくさん、コメントありがとうございます。私もあのお二人が大好きで、他にもタイトルお借りしちゃってるお話がいくつかあります(^^; いいですよねぇ、彼らの音楽...。今このお話しは休止中ですが、別のお話が完結したら戻って来ます。そしたら是非遊びに来て下さい。 (2020年5月7日 0時) (
レス) id: dcc28921ba (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 初めまして。題名に惹き付けられ(歌ってる二人組が大好きなので)読みだしたら止まらず一揆に読まさせて頂きました。こちらのお話の続きを読みたいです！首を長くして待っていますのでよろしくお願いします。 (2020年4月14日 23時) (レス) id: 9da94b7189 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - こんにちは。このお話、何度読んでも好きです。このお話の先をずーっとずーっと待ってます。いつか続きを読ませて下さいね。楽しみにしてます。 (2017年12月12日 9時) (レス) id: b1ca40d54c (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - この作品大好きなんです。何時までも待っているので、ぜひ続けて下さい。お願いします。 (2016年12月9日 22時) (レス) id: 50e5f43973 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - しほさん» しほさん、ありがとうございます(*´ω｀)♪このお話が占ツクでいちばん好き、と言っていただけるなんて、もう嬉しいやら申し訳ないやらです。。。更新再開したら、お待たせした分ふたりを思いきりイチャイチャさせようと思いますので、楽しみにしてお待ちくださいね。 (2016年6月19日 10時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年9月15日 8時
