¢。１６５。¢ *jun ページ26
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３日間続いた学園祭も、ついに午後の競技を残すのみ
グラウンドの熱気はピークで、たくさんの声援で賑わってた。
かくいう俺は、運動部だからって理由だけで
リレーだ騎馬戦だってたくさんの種目を押しつけられて
潤「…‥人使い、荒過ぎだろ」
そうぼやきながら、４度目の入場門に向かおうとしていたら
競技で使う備品置き場から、黄色い声がこっちまで聞こえてきた。
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「大ちゃんと仕事できるなら、来年も実行委員やる♡」
「ね〜♡相葉先生に頼まれた時、まじ嬉しかった〜」
智「……」
「もー。大ちゃん、聞いてるぅ？」
智「、っちょ…、抱きつくな！//」
「だってぇ、さっきからずっと口利いてくれないんだもん♡」
智「だもん、じゃねぇ！//、離れろ！//」
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大野くんは腕に抱きついてきた女の子を振り払おうとするけど
女の子たちはそんなこと、一向に気にしない感じで
大野くんにベタベタと纏わりつきながら
手伝ってんのか邪魔してんのかわからないくらいだ。
そんな光景を複雑な思いで見つめていると
頭をよぎるのはAちゃんのことで
大野くんに告白すると決めた、Aちゃんの真っ直ぐな想いも
この光景に、何だか踏みにじられているような気がして…
いくらモテるからってチャラチャラしてんなよって
怒りに任せてその場をやり過ごそうとすると
目の前に静かに現れた、その儚い影に
進めようとしていた足が、またその場に縫いつけられる。
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眞「…‥、智…」
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そのままふ…っと消えてしまいそうな、頼りなさに
大きな漆黒の瞳が湛える、大粒の涙に
名前を呼ばれた大野くんは、はっとして顔を上げて
その姿を確認するや否や、手にしていたハードルを地面へ戻すと
一度だけ大きく、その喉仏を上下させると
まるで蝶が花に吸い寄せられるように
一歩一歩、ゆっくりと眞白ちゃんへと近づく。
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智「…‥どした？」
眞「……」
智「…、眞白？」
眞「…、」
智「……何か、あった…？」
眞「…、、」
智「…‥あっち、…行こっか」
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ちょっと大ちゃんっ//、って女の子たちの声なんてまるで聞こえないように
眞白ちゃんの背中にそっと手を添えた大野くんは
体育倉庫の陰に、彼女を連れて行った。
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ハルキ(プロフ) - しずくさん» しずくさん、コメントありがとうございます。私もあのお二人が大好きで、他にもタイトルお借りしちゃってるお話がいくつかあります(^^; いいですよねぇ、彼らの音楽...。今このお話しは休止中ですが、別のお話が完結したら戻って来ます。そしたら是非遊びに来て下さい。 (2020年5月7日 0時) (
レス) id: dcc28921ba (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 初めまして。題名に惹き付けられ(歌ってる二人組が大好きなので)読みだしたら止まらず一揆に読まさせて頂きました。こちらのお話の続きを読みたいです！首を長くして待っていますのでよろしくお願いします。 (2020年4月14日 23時) (レス) id: 9da94b7189 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - こんにちは。このお話、何度読んでも好きです。このお話の先をずーっとずーっと待ってます。いつか続きを読ませて下さいね。楽しみにしてます。 (2017年12月12日 9時) (レス) id: b1ca40d54c (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - この作品大好きなんです。何時までも待っているので、ぜひ続けて下さい。お願いします。 (2016年12月9日 22時) (レス) id: 50e5f43973 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - しほさん» しほさん、ありがとうございます(*´ω｀)♪このお話が占ツクでいちばん好き、と言っていただけるなんて、もう嬉しいやら申し訳ないやらです。。。更新再開したら、お待たせした分ふたりを思いきりイチャイチャさせようと思いますので、楽しみにしてお待ちくださいね。 (2016年6月19日 10時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年9月15日 8時
