¢。１５８。¢ ページ19
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とりあえず慌てて制服に着替えて
学園祭の催し物が書かれたパンフレットをかずくんに見せると
Aは行きたいところある？って逆に聞かれたから、
目だけで大野くんに訴えてみる。
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智「…俺もAちゃんが行きたいところでいいよ？」
「…いい、の？」
和「Aのことだから、わたあめとか食いたいんでしょ」
「、そ、んな、子供みたいなの、食べないもん//」
和「ふふ。“もん”なんて言ってる時点で、Aは十分子供」
「…、//」
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じゃあお化け屋敷に行きたいって言ったら
やっぱり子供じゃんってかずくんに笑われたけど、
Aちゃんはお化け屋敷好きなんだよね？って大野くんが言ってくれて、
随分前に話したことなのに、まだ覚えていてくれたんだ…って嬉しくて
ニヤニヤが止まらない頬っぺたが
情けないほどに、ゆるゆるに緩んじゃって
そんな私の頬っぺたを、かずくんが面白くなさそうに引っ張って
拗ねたわんこみたいな瞳で私を見つめるから、思わず心臓が飛び跳ねた。
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和「…いつまでもニヤついてんなよ？」
「、へ、？//」
智「お前、マジ気安くAちゃんに触んな」
和「大野さんも触ってみなって。Aのほっぺ、大福みたいに柔らかいから」
「っ(泣)！//」
智「…Aちゃん、別に太ってねぇだろ？」
和「太ってないけど。超柔らけぇもん、こいつのほっぺ」
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引っ張られて赤くなった頬っぺたを
すりすりしてたら、大野くんが心配そうに私を覗き込んで
…だいじょーぶ？って、真っ直ぐな瞳に見つめられたら
やっぱりかずくんにそうされるのとは、全然違って
きゅぅぅぅ…って締めつけられる心臓を誤魔化すように
コクコクって必死に頷いたら
ふっと優しく笑った大野くんが
その綺麗な指先で、私の頬っぺたをよしよしってしてくれた。
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３年生のクラスのお化け屋敷は
外観もお化けのクオリティも、さすがの出来栄えで
かずくんは一見、飄々としてそうで
お化けなんて全然怖そうじゃないのに
ひぃっ！なんて言って驚いてるのが、すごく面白くて
大野くんとふたりでずっと笑ってたら
こんなはずじゃなかったのに…って
お化け屋敷から出てきたかずくんは、恨めしそうに私たちを睨んだ。
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ハルキ(プロフ) - しずくさん» しずくさん、コメントありがとうございます。私もあのお二人が大好きで、他にもタイトルお借りしちゃってるお話がいくつかあります(^^; いいですよねぇ、彼らの音楽...。今このお話しは休止中ですが、別のお話が完結したら戻って来ます。そしたら是非遊びに来て下さい。 (2020年5月7日 0時) (
レス) id: dcc28921ba (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 初めまして。題名に惹き付けられ(歌ってる二人組が大好きなので)読みだしたら止まらず一揆に読まさせて頂きました。こちらのお話の続きを読みたいです！首を長くして待っていますのでよろしくお願いします。 (2020年4月14日 23時) (レス) id: 9da94b7189 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - こんにちは。このお話、何度読んでも好きです。このお話の先をずーっとずーっと待ってます。いつか続きを読ませて下さいね。楽しみにしてます。 (2017年12月12日 9時) (レス) id: b1ca40d54c (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - この作品大好きなんです。何時までも待っているので、ぜひ続けて下さい。お願いします。 (2016年12月9日 22時) (レス) id: 50e5f43973 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - しほさん» しほさん、ありがとうございます(*´ω｀)♪このお話が占ツクでいちばん好き、と言っていただけるなんて、もう嬉しいやら申し訳ないやらです。。。更新再開したら、お待たせした分ふたりを思いきりイチャイチャさせようと思いますので、楽しみにしてお待ちくださいね。 (2016年6月19日 10時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年9月15日 8時
