¢。１５３。¢ ページ14
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智「……Aちゃん。…ちょい、こっち来て」
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かずくんは、別に大野くんを睨みつけてるわけではないのに
その冷めた瞳は、ぞくっとするほど鋭くて
それに一瞬怯んだ大野くんは
気まずそうにかずくんから視線を逸らして、私の腕を引っ張る。
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「、ぇ、」
智「こっち、来て」
「で、でも…かずくんが、」
智「いいから。早く」
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少し痛いくらいの力で引っ張られて
無理やり連れ出された、廊下の隅で
私をじっと見下ろす大野くんは
口を一文字に結んで、ただしばらく押し黙ってた。
その目はどこか、…怒っているように見えて
まだ勝手にあの場を離れたことを怒ってるのかなって
もう一度謝ろうと、おずおずと口を開こうとしたら
大野くんは大きくため息をついて、ぶっきらぼうに私に問いかけた。
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智「…誰、あいつ」
「…、かずくん…？」
智「…何なんだよ、さっきからかずくんて」
「、ぁ、あの…、会ったの//、さっき、」
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かずくんに出会った経緯を、しどろもどろに話す間
大野くんは怖い顔で、何度もため息をついて
その度に、大野くんを怒らせちゃったみたい…って
どうして怒らせちゃったのかなんて、よくわからないけど
ビクビクする心が、どうしようって悲鳴を上げた。
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私の拙い説明がひと通り終わって
もう今にも泣き出しそうな気持ちで、大野くんを怖々と見つめると
まじかよ…って、また大きくため息をついた大野くんは
髪の毛をわしゃわしゃして、私を呆れたように見つめ返した。
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智「…だから俺から離れるなっつったの。わかる？」
「、ご、ごめんなさい、//」
智「相葉だけでも大変なのに、…何なんだよあのガキ」
「、…大変、って…どうして、？」
智「……」
「…、？」
智「…Aちゃんのそーゆーとこが大変なのっ//」
「、っ(泣)//」
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そーゆーとこが、どういうところかわからない私は
きっとどうしようもないバカなんだろうけど
大野くんを怒らせてしまったことだけはわかるから
どうしようって、あわあわする気持ちで泣きそうになった。
そんな大野くんは
それに…って、呟くように言葉を落とすと
拗ねた子供みたいに唇を尖らせて
今度は窺うような目で、私をじ…っと見つめた。
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ハルキ(プロフ) - しずくさん» しずくさん、コメントありがとうございます。私もあのお二人が大好きで、他にもタイトルお借りしちゃってるお話がいくつかあります(^^; いいですよねぇ、彼らの音楽...。今このお話しは休止中ですが、別のお話が完結したら戻って来ます。そしたら是非遊びに来て下さい。 (2020年5月7日 0時) (
レス) id: dcc28921ba (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 初めまして。題名に惹き付けられ(歌ってる二人組が大好きなので)読みだしたら止まらず一揆に読まさせて頂きました。こちらのお話の続きを読みたいです！首を長くして待っていますのでよろしくお願いします。 (2020年4月14日 23時) (レス) id: 9da94b7189 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - こんにちは。このお話、何度読んでも好きです。このお話の先をずーっとずーっと待ってます。いつか続きを読ませて下さいね。楽しみにしてます。 (2017年12月12日 9時) (レス) id: b1ca40d54c (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - この作品大好きなんです。何時までも待っているので、ぜひ続けて下さい。お願いします。 (2016年12月9日 22時) (レス) id: 50e5f43973 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - しほさん» しほさん、ありがとうございます(*´ω｀)♪このお話が占ツクでいちばん好き、と言っていただけるなんて、もう嬉しいやら申し訳ないやらです。。。更新再開したら、お待たせした分ふたりを思いきりイチャイチャさせようと思いますので、楽しみにしてお待ちくださいね。 (2016年6月19日 10時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年9月15日 8時
