¢。１１７。¢ ページ27
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バタンッ！と部屋のドアを閉めて
ドアに背をつけたまま、大きな溜め息をつくと
不思議そうに大野くんが私を見つめるから
握ったままだった腕に気がついて、慌ててその手を解いた。
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「、ご、ごめんなさい、//」
智「…ん、…ゃ//、だ、誰？//」
「、ぁ、姉です。５つ上の//」
智「…ねーちゃん？」
「、ごめんなさい//、芹菜ちゃん、ちょっと変わってて//」
智「んー…、//」
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まだ惚けたような表情の大野くんは
さっきの出来事を思い出すように、少し口元を緩めると…
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智「…すげーいい匂い、・・した//」
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そう言って、鼻の下を伸ばすから
芹菜ちゃんに少しだけヤキモチを妬いた。
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智「…すげぇ。…・・本ばっか」
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私の部屋を物珍しそうに見回す大野くんの、
その言葉に我に返ると
大野くんが自分の部屋にいるってことが
何だか突然、恥ずかしくなってきて…
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「、…ぁ。//、こ、ここ、座って//？」
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大野くんにラグに座ってもらって
照れかくしに飲み物を取りに行こうとすると
ノックされたドアの隙間から顔をのぞかせた芹菜ちゃんが
取りに行こうとしてた飲み物を持ってきてくれた。
「さっきはビックリさせてごめんね♡」って
レモンとハチミツ入りのペパーミントティーとクッキーを
ニコニコと笑ってサーブしてくれた芹菜ちゃんは
空になったお盆を胸に抱えると
大野くんを見下ろして、可愛く首を傾げる。
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芹「…サトシ？」
智「…はい？」
芹「スる時は、ちゃんとゴム使ってあげてね？」
智「ぶっ///！」
「せ、芹菜ちゃん！！////」
芹「この子初めてだから、優しくね♡」
「っ！///、いい加減にしてっ//」
芹「私、今から彼氏んち行くから、どうぞごゆっくり♡」
「芹菜ちゃんのばかっ///」
芹「サトシ、アデュー♪」
智「…ぁ、さよなら//」
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芹菜ちゃんのばかばかばかっっ///
そんなつもりで家に呼んだわけじゃないのにっ、//
これじゃ大野くんに勘違いされちゃうじゃないっっ///
もう恥ずかしくて恥ずかしくて
俯いて、膝の上でぎゅっとワンピースを握りしめていると
大野くんも何も喋らなくって…
部屋の中が、気まずい沈黙でいっぱいになった。
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ハルキ(プロフ) - カピバラさん» カピバラさん、初めまして(*´ω｀)♪このお話を読んでくださってありがとうございます。もう少しで移行できそうなので、今しばらくお待ちくださいね。いつもお待たせして申し訳ありません(>_<) (2015年9月13日 22時) (
レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - 私、このお話大好きです！！いつも新しいお話が書いてないかわくわくして待ってます！！キュンキュンさせてください！！ (2015年9月9日 21時) (レス) id: 22c6847158 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - るかさん» るかちゃん、いつもありがとう(*´ω｀)♪暗い夜道をひとりで歩いたら危ないよ！なるべく明るい道を通って帰ってね(←母親気分) そして次章からもﾄﾞｷﾄﾞｷｷｭﾝｷｭﾝがお届けできるように、おばちゃん頑張ります(笑) (2015年8月29日 17時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - こんなにも心を動かされる小説を見れて、私は幸せでございます。いろいろと頑張ってください笑 freestyle買えましたよ笑うふふふ (2015年8月23日 8時) (レス) id: 8eaa22d047 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - こんばんわ、るかでごさいます。ハルキ先生!!今回もどきどききゅんきゅんなお話をどうもありがとうございますです!!!!バイト帰りの癒しになりました!!!!一人暗い夜道をニヤニヤしながらたぶん読んでました笑誰か人に見られたら変質者あつかいされそうだなこりゃ笑 (2015年8月22日 22時) (レス) id: 8eaa22d047 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年3月2日 14時
