¢。１０７。¢ ページ17
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智「…あのＬＩＮＥだって、…俺、すげぇ勇気出したのに」
不服そうに尖っている彼の唇も
大野くんなりに、私のこと気にしてくれてたんだって思ったら
すごく愛しく思える私は、本当にゲンキンで
智「…なにニヤニヤしてんの」
思わず緩んだ頬を大野くんに指摘されたから
慌てて両手でその頬を覆った。
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だって、私だけだと思ってた。
あのキスを、こんなにも気にしてたのは
意味なんてあってもなくても
大野くんの中で、あれは何かしらの形で残っていて
夏休みが明けてから
なかなか話せなかったことを、気にかけてくれてて
あの瞬間だけは
大野くんは私だけを見ていてくれたって
私たち、ふたりだけのものって
そう、信じていいの…？
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智「…元気、してた？…あれから」
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ようやく目を合わせて、そう言ってくれた大野くんは
いつもみたいにふにゃっと笑って私を見上げる。
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「…ぅ、ん。…大野くん、は？」
智「…うーん。まあ、ぼちぼち？」
「…ぁ。…私、…お土産、あるの」
智「遅くね(笑)？どこ行ったの？」
「…家族、で、…カナダ、行って」
智「まじか。楽しかった？」
「うん。…また、持ってくるね？」
智「あんがと。トーテムポールとかじゃないよね？」
「……」
智「…まじか(笑)」
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こうやってまた前みたいに話せるのが嬉しくて
さっき大野くんに指摘された頬が、また緩んでいくのがわかるけど
大野くんも、どこか安心したようなほっとしたような
そんな顔で嬉しそうに話してくれるから
私のゲンキンなハートは、また調子づく。
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智「…でも、よかった。…Aちゃんで」
「…なに、が？」
智「実行委員。俺、早川さんちょっと苦手(笑)」
「…どうして？」
智「大ちゃーん！って、めっちゃグイグイくるもん」
「…そ、れは、…大野くん、モテるから」
智「…Aちゃんだって、…めっちゃモテてたじゃん、海で」
「…、」
智「俺が助けに行ったら、うえーんて泣いたくせに」
「…、//」
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大野くんの前で、子供みたいに泣いたことを思い出して
顔を真っ赤にして俯いたら
大野くんは、満足そうに笑って
私の手を引いて、空いてる隣の席に座らせた。
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ハルキ(プロフ) - カピバラさん» カピバラさん、初めまして(*´ω｀)♪このお話を読んでくださってありがとうございます。もう少しで移行できそうなので、今しばらくお待ちくださいね。いつもお待たせして申し訳ありません(>_<) (2015年9月13日 22時) (
レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - 私、このお話大好きです！！いつも新しいお話が書いてないかわくわくして待ってます！！キュンキュンさせてください！！ (2015年9月9日 21時) (レス) id: 22c6847158 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - るかさん» るかちゃん、いつもありがとう(*´ω｀)♪暗い夜道をひとりで歩いたら危ないよ！なるべく明るい道を通って帰ってね(←母親気分) そして次章からもﾄﾞｷﾄﾞｷｷｭﾝｷｭﾝがお届けできるように、おばちゃん頑張ります(笑) (2015年8月29日 17時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - こんなにも心を動かされる小説を見れて、私は幸せでございます。いろいろと頑張ってください笑 freestyle買えましたよ笑うふふふ (2015年8月23日 8時) (レス) id: 8eaa22d047 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - こんばんわ、るかでごさいます。ハルキ先生!!今回もどきどききゅんきゅんなお話をどうもありがとうございますです!!!!バイト帰りの癒しになりました!!!!一人暗い夜道をニヤニヤしながらたぶん読んでました笑誰か人に見られたら変質者あつかいされそうだなこりゃ笑 (2015年8月22日 22時) (レス) id: 8eaa22d047 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年3月2日 14時
