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薺「もちろん。最初の中1の頃はなーんにもできなかったよ。仕方ないよ、バレー経験なしだからね。
でも、決して後ろを振り向くことはなかった。
常に、前だけ向いてた。
いっぱい、いっぱい練習して、努力して…
でも、あの身長じゃチョット、無理があると思ったからさ、サーブを教えたんだ。
そしたら、誰よりもできるようになってた。
すごかったよ。本当に。
誰よりも努力して、楽しんで。
まあでも、まだ2年目だし、
厳しいな！という日比谷の横で、日向が大声をあげた。
日「あっ！！帳先輩って、あのユースの人だろ！？月島と同じ！ミドルブロッカーの！！」
「そうそう。ユース候補のね〜」という薺葉。
日「月島、すげー押し合いでは負けてたもんな！」
日向の後ろにいる月島に言った。
呆れた様子で、眼鏡を拭きながら、月島は言った。
月「僕とあの人を比べないでよ。そりぁユース候補の人と僕が敵うはずないんだからさ。」
そんなことはないと思うけど。
薺「あっ、言われていると出てくる帳せぇ〜んぱぁいじゃないですかぁ。」
薺葉は声が聞こえてきた方へ首を向けた。
そこには、扉を半分開けながら立っている高校2年生、
帳「ツキシマくん…でいいんだっけ。もうちょいバネあればいけると思うんだけど…あ、はいこれ。日比谷に届けもん。」
なんで体育館のど真ん中に置き忘れてるんだよと言いながら、日比谷の頭にサポーターをぺしっ、と叩きながら置いた。
日比「あっ！俺もサポーター！！ありがとうございます！！」
日比谷は立ち、帳の方を向いて頭を下げた。
帳「んじゃ俺はこれで。」
扉に手をかけ、部屋から出て行こうとするも、あっと声を漏らしてこちら側にもう一度向いた、
帳「月島くん。明日の夜、暇だったら第2体育館でブロック練習付き合ってくんない？」
それだけ。んじゃ。と言いながら、今度こそ部屋から出て行った。
高校2年生 背番号 3
身長 189cm 体重 76kg
ポジション ミドルブロッカー
誕生日:4月5日
好きな食べ物 :クッキー
最近の悩み:爽亮が意外にも勉強が出来ないこと。
バネ 頭脳 5
テクニック スピード 4
スタミナ パワー 3
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