おどりゃんせ【鬼灯の冷徹】【男主】

第三話 ページ5

「まぁとりあえず……

天国行きってことで。」

『……マジ？』

「マジ」

よかったぁぁ……

地獄って怖いもんな、怖いの嫌い。

未練たらったらで死んで地獄って…ないわぁ。

「未練ですか。」

『えっ？』

「思いっきり声に出てたよ！」

『うっ』

「なんですか？その未練って」

『……えっと……俺、薬剤師になりたかったんです。それが無理なら、産婦人科……内科…外科医………

何でもいいから、医者になりたかったんです。

人を助けたくって…』

「薬剤師………あ。」

「あ」

「あ」

えっ？三人してあって……何？怖っ…

「薬剤師、天国でできますよ。」

『えっ！本当ですか？！』

「漢方ですけど。良いですか？」

『はいっ！！……わぁぁ……薬剤師…』

「ちなみに、お姉さんお名前は？？」

『えっ？』

「「え」」

「え？？」

おっ…………ねぇ……さっ…………

『お、俺は男だよ………空野。空野A…』

「え？髪長いし可愛いから女の人かと思った！」

『俺の精神抉るねこの子 』

「(……女の人………可愛い………)………あ、じゃあこの姿じゃなんですし。女装しましょうか。」

『女装？』

「彼奴、女好きなんで。」

彼奴…嗚呼。そう言うこと。

『面白そ！』

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