繋がりはきれない ページ11
「えっえっ？」
未来は戸惑っていた。
「だーかーら仲間になって！」
カメはそう言った。
「無理。できるわけ無いじゃん。」
未来はそう言った。
「どうせさ、私なんて必要とされてないしさ、穴埋めでしょ?私なんて。」
でたよ…
カメはそう思った。
未来は自分を低く思ってしまう。
いわゆる『ネガティブ思考』なのだ。
そしてフォローしようとすると
「はぁ?うるせぇんだよ、関係ねぇだろ！」
と逆ギレしてくる。
ネガティブになると面倒な奴
と小学校の頃から思っていた。
その時、
「未来……さん？あのそんなことは楽喜は言ってないよ。」
と夕稀がフォローしてしまった。
続いてリンカも
「そうですよ未来さん！必要ですよ！」
と言った。
アレンは無表情で見てた。
「はぁ?んだよお前ら、関係ねぇだろ！何も知らないくせに言ってんじゃねぇよ！」
初対面とは思えないあまりにもキツすぎる言葉に、夕稀は言葉に詰まり、リンカな泣き出してしまった。
「未来。流石に言い過ぎじゃ…」
カメがそう言うと、
「知らねぇよ。あっちがわるいだろ？あぁ？」
と言い返してきた。
「………あっちが悪い…か」
何も言ってなかったアレンが口を開いた。
「お前の勘違いのくせに自分が悪くないなんて思ってんじゃねぇよ！」
夕稀はアレンの初めて見るその態度に後ずさりした。
「じゃあお前らは悪くないのか？あぁ？」
「この状況で、このやりとりで俺らが悪いってよく思えんなぁ、おい？」
カメは自分の胸元で泣いているリンカを慰めながら未来と対等に言い争っているアレンを見ていた。
「ギター弾けりゃ誰でもいいんでしょ。私じゃなくていいじゃん。」
「楽喜がそう思ってればの話だろ？そうだったらお前は絶対楽喜は誘ってない。お前じゃないとだめだから、楽喜はお前を誘ったんだろ？」
未来はその瞬間負けたと思ったのか
「……分かった。ついいつもの癖でこうなってしまった。カメ、笹山さん、猫羽さん、すまない。そして綿谷君、君のおかげで気づけた気がするよ。小学校の時だけだったとしても、関係って続くことを…」
普段そんな言われないお礼を言われてアレンの顔は真っ赤になった。
そして
「私を…仲間にしてくれないか?いまさらながらなんだがな…」
カメは夕稀とリンカを見た。
夕稀もリンカもうなずいた。
「分かった。おいで、俺らのバンドへ……！」
カメはそう言った。
「ありがたい。」
そう未来は言った。
これで五人揃った。
活動開始だ。
カメはそう心の中で言った。
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クロア - 第一シーズンの完結です。第二シーズンがあるので全体の完結はまだしていないので注意してください (2019年5月5日 10時) (
レス) id: b7f6e5ed56 (このIDを非表示/違反報告)
夕稀 - お疲れ様〜今日はありがとね〜 (2019年5月2日 19時) (レス) id: 61fd99fb89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき - あぶね。今コメント見た。わかった。 (2019年5月2日 11時) (レス) id: 805aa2e26b (このIDを非表示/違反報告)
クロア - 1:00から2:00まで待っててくんない？家で (2019年5月1日 19時) (レス) id: b7f6e5ed56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき - あ、Mirar先輩。私の小説の所に書いとくからまた見ておいてください (2019年4月29日 18時) (レス) id: 805aa2e26b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロア | 作成日時：2019年2月20日 19時
