幼い少女と7人の少年団2

助けられたの…？ ページ15

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なんで…私を助けてくれたの…？


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テヒョンさん…







日本人だからって嫌ってるなら、なんで助けたの？

あんなに嫌ってたんだから死んじゃえばよかったのに…なんで…？





『て、テヒョンさん…なんで……っ』



BN｢なんだよ、お前は。邪魔すんじゃ……ん？お前も防弾の奴か？はっ、好都合だな。お前も含めて殺してやるよ｣




TH｢そうはさせるかよ｣




テヒョンさんは、そう言うと男に殴りかかってきた

男がナイフをテヒョンさんに刺そうとしてもそれをするりと避ける


男が血を吐き始めてもテヒョンさんはひたすら殴る


そのままだとその男の人が死んじゃう…!!!!!



私は殴られる覚悟でテヒョンさんを止めに行った



『て、テヒョンさん…!!!!!やめてください！その人死んじゃいます…!!!!!あたしはもういいですからやめてください…!!!!!』



テヒョンさんを止めるために強く抱き締めた


テヒョンさんはようやく落ち着いた


だが、



TH｢……んで……だよ……｣



『…え…っ？』



TH｢なんで止めんだよ!!!!!｣



『なんでって……っ』



TH｢俺はこいつを許せない…でも、こんな自分になったのも許せない…こんなガキみたいな自分が凄く……っ…許せない……っ…日本人だからって、お前をいじめてたことも……っ……｣



テヒョンさんは泣いた



涙を拭こうとするその手にはたくさん血がついていた

あたしはそのテヒョンさんの手に持っていたハンカチで拭いてあげた



『テヒョンさん…私は嬉しかったですよ…さっきまで｢あぁ、あたし死ぬんだな｣って思ってました。でも、テヒョンさんが助けに来てくれるなんて……テヒョンさんには感謝の言葉しかありません。あたしの恩人です』




TH｢ごめん…っ…ごめん…っ…｣




『もう…笑謝らないでくださいよっ笑テヒョンさんは泣き顔似合わないです！笑ってください！』



TH｢そ、そうだね…っ笑俺はイケメンだから笑ってなきゃねっ！｣



『プッ…それ自分で言います？笑』





その後二人で喋りながら帰った





その後バンビョンという男は警察に捕まった

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