今カレと元カレ

第三十九話 神谷side ページ44

…Aから返信が来なくなった


既読すらつかない


神谷「はぁー…」


もう、会いに行こうかな…


携帯を眺めていると


？「あれ？あー！神谷さんの携帯の待ち受けすっごい美人の寝顔だ！彼女ですか？！」


うわ…うるさいのが来た


神谷「うるさいよ…小野くん」


小野「だってー！気になるじゃないですか！」


神谷「気になんなくていいんだよ！……彼女じゃないし」


小野「あれ？違うんですか？」


神谷「あぁ、俺の元カノで唯一忘れられない相手…」


小野「神谷さんにもそんな人がいるんですね」


神谷「それくらいいるわ！」


小野「へへ……俺、噂とか本人の口から聞かないと信じないんですよ」


神谷「…？何が言いたいんだよ？」


小野「神谷さんと安元さんが雰囲気悪くなったのは安元さんの彼女が関わってるって」


神谷「………」


小野「その顔見ると事実なんですね？」


神谷「あぁ、そうだよ…俺の元カノなんだ」


小野「忘れられないんですね」


神谷「あぁ、ずっと別れたこと後悔してたんだ…だからずっと探してた
連絡しても返信なんて来るわけないし」


小野「そして見つけた時には安元さんの彼女になってた……とか？」


神谷「そうなんだ」


小野「その事は安元さんに言ったから雰囲気が悪いと…」


神谷「…うん」


小野「まぁ…俺は2人を応援してますから
後悔しないようにしてくださいね」


と言って台本を読みに行ってしまった


……クッソ…ハンサム過ぎだろ！


いい男過ぎるだろ！


神谷「……ありがとな」ﾎﾞｿｯ


俺の声が聞こえたか聞こえてないかは分からないが少しだけ小野くんの口の端が上がった気がする


そして、仕事が終わりAに最後に打った文を見ながらある場所へと向かった

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