今カレと元カレ

第三十三話 ページ37

つ、疲れた


掃除とか気になり出すとついやりすぎちゃう


ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ…ガチャ


安元「ただいまー」


鈴木「おじゃましまーす」


あ、帰ってきたみたい


安元さんの後輩さんも来た


ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


「おかえりなさい」


安元「ただいま」


鈴木「おじゃまします……めっちゃ美人じゃないすか」


安元「おい！」


「え？！あ、ありがとうございます
えっと…水瀬Aです」


前もこんな事言われたような…デジャヴ


鈴木「あ、鈴木達央です…お願いします」


「あ、どうぞ。上がってください」


鈴木「あ、ども」


「今日って洋貴さんがご飯作ってくれるんですよね？」


安元「あぁ、達が久々に食いたいって言ったから」


鈴木「ゴチになります」


安元「今から作るからゆっくりしてて」


「あ、手伝いますか？」


安元「いや、Aもゆっくりしてな」


「ありがとうございます」


…安元さんがご飯を作り出すと私と鈴木さんは無言になった…そりゃ初対面だからね


鈴木「……安元さんっていい主夫っすよね」


気を使わせちゃったかな


「ふふ、そうなんですよ
家事とかなんでも出来ちゃうし」


鈴木「…Aさんって笑うとめちゃくちゃ可愛いっすね」


「…え？」


鈴木「あ、笑ってないと可愛くないって意味じゃなくて…普通の時は美人だけど笑うと可愛いなって……あぁ！何言ってんだろ俺」


照れる


可愛い


「ありがとうございます、ﾌﾌ」


鈴木「あの、確か歳が近いって聞いたんすけど…敬語とか外していいすか？」


「あ、もちろん
私も敬語外していいですか？」


鈴木「もちろん！
敬語とかかたっくるしいの苦手なんだよ」


「私もかな、相手に合わせるのは疲れるからね」


鈴木「あ！敬語も取ったしついでに俺のこと名前で呼べよ」


…安元さんの時はなかなか名前で呼べなかったんだけどな……すんなり呼べそう


「わかった、じゃあ達央って呼ぶね
達央も私のこと名前で呼んでよ」


鈴木「じゃあAって呼ぶな」



それから歳が近いこともあって達央との会話はかなり盛り上がった


二人とも結構お酒を飲むってことを知って今度飲みに行こーってことでLINEも交換した

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