侍の国で鬼達と暮らします(三)【鬼滅の刃】【銀魂】 (ページ8)

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百四十三：子供の冒険心って大人になると忘れるよねページ8

「……何をやっとるんだ。お主達」

言い争う私たちの背後から、間の抜けたような声が聞こえてくる。

振り返ってみると頭になにかをぶら下げた誰か……あれ、なんかニュースで見た事ある……

たしか……えーと…………えーっとぉ……

『バカ皇子!!!!』

ハタ皇子「誰がバカだ、誰が!!!!」

じぃ「このお方を誰と心得える娘!!央国星のバカ皇子であるぞ!!!」

『合ってんじゃん』

ハタ皇子「テメェじじい」

『まぁ、なんでもいいからちょっと手貸して』

馬鹿だろうがハタだろうがフラッグだろうが何でもいいからパー子を引っこ抜くのを手伝わせる。

引っこ抜いた後に事の顛末を説明している最中、無惨は早く帰りたそうに視線を送ってきていたが無視した。

ハタ皇子「ほうほう。では、その子供がここに入ったきり戻ってこんと。お主らはそれを捜しに来たわけじゃな」

『そういうこと』

ハタ皇子「最近、何やら子供達がこの庭に入ってイタズラしておったからの～。あそこの離れにある木が見えるじゃろう、その木の実を持ち帰れば立派な侍の証とか…まァ、子供らしいといえば子供らしいが」

『アホくさ』←

無惨「くだらん」←

ハタ皇子「子供の冒険心と好奇心に対してなんてこと言うんじゃ、お主ら」

子供の心を忘れた大人にとってはどうでもいいと言うか、それに対して巻き込まれなきゃならない周囲の迷惑考えて欲しい。

全く、子供ってやつは……

銀時「そうだぞ、子供の冒険心は蔑ろにするもんじゃねーぞ。なっ、ヅラ」

桂「ヅラじゃないヅラ子だ。好奇心は大事だぞA子、月子」

『お前らもうここの猛獣に食われちまえよ』

無惨「月子???今、月子と言ったか貴様、誰が月子だ縊り殺すぞ」