侍の国で鬼達と暮らします(三)【鬼滅の刃】【銀魂】

百七十五：そんな普通の仕事でボコボコになることってある？ ページ42

日が傾き始めた頃、よくやや服が焦げてる松平クソジジイが店に現れた。


どこからツッコめばいいんだろう、取り敢えず焦げ臭いとこからツッコめばいいのかな。


ちなみに言うと、松平クソジジイは警察庁の長官…つまりは警察組織のトップである。そのトップがちょっと焦げ臭いってどういう事だよ、どこで火遊びした？何をしたんだ？



松平「オーウ、繁盛してるかァ〜？」


『おかげさまでね…で、何があったのアンタ』

黒死牟「焦げて…いる……」


松平「お、お前の彼氏か？なかなかイイ男じゃねェか、式には呼べよ」

『何言ってんだろうねこのジジイ』



こいつ〇ロジジイだからすぐにそっち系の話になる。呆れを通り越して気色悪い。


ジト目で睨みつけながら「彼氏じゃないし結婚の予定もありません残念でしたコノヤロウ」と言っておいた。



松平「相変わらずキツい奴だなァ〜…分かった、おじさんに会えてうれし」
『黒死牟、斬ってお願い』

黒死牟「いいの…か…？」

松平「良くねェよ」



何でこんなのが長官なんだろ、この国の警察は大丈夫なのかな。



『で、長官ｻﾏが何の御用で？』


松平「あァ…おめェ、煉獄関で暴れたろォ」

『うげ、情報筒抜け』



まぁ腐っても長官、それ位は把握出来てるよね…


コイツ相手では隠すことも出来ないと割り切っているので、渋い顔をしながら「ちょっとだけね」とあさっての方向を向きつつ答えておく。



松平「なァにが『ちょっと』だァ。おじさんさっき天導衆にゴリラと呼び出されてよォ、ちょーーーっとお叱り受けちまってその中でお前の苗字が出てきてたぞォ」


『やば…クソめんど』



というかゴリラって言った？今ゴリラって言った？


それはともかく、何でこいつが来たのか薄々分かってきた気がする。とはいえ、今は仕事中なのでここで話すのも問題がある。


「あと2時間で店閉めるから、その後家まで来て」と言って店から締め出す。



黒死牟「…やはり何か」


『いや、大したことじゃな……顔怖い顔怖い!!!』



戸を閉めた私の後ろに言葉をなげかける黒死牟を振り向いたら、鬼の姿で私に圧かけてた。

百七十六：警察庁長官の持ち掛け→←百七十四：黒死牟が大人すぎて尊敬する

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