百四十一:親を思う子 ページ5
『……?なんか落としてったわね』
無惨「……紙か?」
逃げるように走り去って言ったてる彦が、どうやら何かを落として行ったらしくそれを拾い上げた。
それは学校からの手紙で『授業参観のお知らせ』のようだ。
無惨は授業参観というものを先ず知らないので、何だそれは?と言う顔で私と手紙を交互に見ていた。
私を見ても手紙の内容はわからんぞ?
『……じゃあ、私達はこれで失礼するので』
西郷「あ、あぁ…悪いね呼び戻して…」
『本来なら追加でご料金頂きたいところですが今回は勘弁しておきます』←
西郷「……アンタの性格、嫌いじゃないわよ」
マドマーゼル西郷に軽く会釈してから、そそくさと店の外に出てはてる彦を探すことにした。
無惨「おい、帰らないのか?」
『ちょっと寄り道』
無惨「……あの小僧か」
何をするのかわかった瞬間、無惨は確実に文句言ってくると思っていたけど特に何も言わずについてきたのでちょっと驚き。
『あ、いたいた…てる彦君だよね、これ落としたよ』
てる彦「あ…さっきのお姉さん。ありがとう」
『これ、授業参観のお手紙だよね…渡さないみたいだけど』
無惨「その授業参観とやらに来て欲しくないのか」
おい!そんなストレートな聞き方があるか!!!
オブラートに包むもくそもないストレートな物言いの無惨を小突くと同時に、てる彦は「……来てほしいけど」と答える。
無惨「またバカにされるのが嫌なのか」
てる彦「僕は別にいいよ、もう慣れっこだから。でも、父ちゃんが笑われて傷付くところは見たくないんだ。僕、父ちゃんが好きだよ?面白くて優しくて、時々ちょっと恐いけど…でもたまに父ちゃんが普通の人だったらって思うこともある」
『…………』
てる彦は、自分なりに親である西郷さんを守ろうとしていたんだ…
良い子だなぁ……。
そして無惨も、てる彦君の心境を察してかそのあとは特に何も言わなかった。
百四十二:仲間割れするなしオカマなんだと思ってんだ→←百四十:傷の手当をして自分はダメージくらってる
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荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!兄貴と夢主が出会うのはいつになるかな…?お楽しみにー! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - 星海坊主篇かー!しかも兄貴登場…っ!! これは更進が待ち遠しいぜっ!! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - シリアスクラッシャー戒さん» 読んでいただきありがとうございます!えッ、マジですか!!!これからも頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアスクラッシャー戒(プロフ) - 読ませていただきました!はい、滅茶苦茶面白いです!正直私程度の作者は貴方様の作品が素晴らしいのでアドバイスは…思いつきません!!更新、頑張ってください!! (2020年4月5日 22時) (レス) id: dea2534335 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!おまかせを! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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