侍の国で鬼達と暮らします(三)【鬼滅の刃】【銀魂】

百五十一：鬼の兄妹の違い ページ16

『流石に毎日繁盛ってわけにはいかないよね……』



今日は客の入りが悪い。


カウンターで頬杖をつきながら誰に言ったわけでもないけれど呟いたら、チラッとだけ妓夫太郎がこっち見てくれた。反応してくれてありがとう。



妓夫太郎「普段は繁盛してんのかあああ???」


『まぁそれなりに…普段繁盛してるのに来なくなるとなんか怖い』



何か口コミとかでデタラメでも書き込まれたのでは???と不安になるので、店のノーパソで口コミサイトを見たけどそんなもん無かった。


ただ単に入りが悪いだけか、チッ…



堕姫「儲かってても儲かってなくてもあたしには関係ない。それより暇なんだけど」


『そうねー、暇ねー』

堕姫「何とかしろって言ってんの、馬鹿なの？」



……腹立つなぁ


口元をひくつかせて苦笑いしていれば、なんか妓夫太郎が申し訳なさそうにしてた。


苦労してるな、お兄ちゃん。



『それにしても…いいなぁ、妓夫太郎みたいなお兄ちゃん』


妓夫太郎「何だあああ？いきなり……」

堕姫「お兄ちゃんはあたしのお兄ちゃんよ」


『いやぁ……別に』



兄妹ってこんなにも性格違うのか……って思ったけど、私にも経験大ありだからなんか納得した。むしろ2人が羨ましいくらい違っちゃってたからな、私の『馬鹿兄貴』は……。



『私にも兄貴がいたけど、大っ嫌いだから何気に仲がいいふたりが羨ましい』


妓夫太郎「お前にも兄弟いるのかあああ…」

『双子の兄貴だけどね』


堕姫「興味なーい」



こいつ……。

百五十二：よし出かける……店??客が入ってないんだから仕方ないだろ→←百五十：思うところ

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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西 - この方角に福があるはずです

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