百五十八:地下闘技場なんてロクなもんじゃない ページ25
『明らかにゴロツキがゴロゴロいると思うの私だけ?』
銀時「奇遇だな、俺もだよ。何処だよここ、悪の組織のアジトとかじゃねぇのか?」
沖田「アジトじゃねぇよ、旦那。裏世界の住人達の社交場でさァ」
猗窩座「お前警察だろ…なんでこんなところ出入りしようと思った」
童磨「わー、なんか売ってる。これ何」
猗窩座「お前はもう黙って大人しく着いて来い!!!餓鬼か!!!」
明らかに無法者達がゴロゴロいるような場所に連れてこられた私達。呆れたような、ちょっと警戒しているような猗窩座だったが、こういう場所が珍しいのかうろちょろする童磨にキレかかっている。
あんまうろうろしないで、面倒ごとはごめんよ。
慣れているのかぐんぐん進んでいく沖田は、進んでいきやがて一箇所の施設にと到着した。
そこで繰り広げられていたのは……
沖田「ここでは表の連中は決して見ることが出来ねェ面白ぇ見せ物が行われてるんでさァ」
中央のリングを囲うような観客席にぎっしり詰まって熱狂している無法者の観客。そして中央では向き合う2人の人物。
ここは『煉獄関』…地下闘技場であった。しかもただの地下闘技場では無いようで、正真正銘の殺し合いでありその証拠に鬼のような風体の人物が相手を絶命させたのである。
『賭け試合……』
沖田「こんな時代だ、侍は稼ぎ口を探すのも容易じゃねェ。命知らずの浪人共が、金欲しさに斬り合いを演じるわけでさァ。真剣での斬り合いなんざ、そう拝めるもんじゃねェ。そこに賭けまで絡むときちゃあ、そりゃみんな飛びつきますぜ」
銀時「趣味のいい見せ物だな、オイ」
猗窩座「まったくだ」
童磨「俺明らかに違法だよね、普通こんなのがあったら公になるんじゃないの?それともなんか絡んでるのかい?」
沖田「勘が鋭いようで。役人だからこそ手が出せねェ、ここで動く金は莫大だ。残念ながら、人間の欲ってのは権力の大きさに比例するもんでさァ」
つまり、
そこまで幕府が黙認するということは、後ろに控える強大な存在が…この国の暗部が絡んでいるというわけだろう、正確に言えば。
『私一抜け、巻き込まれるのはゴメンよ』
銀時「……俺だっててめーらのために働くなんざ御免だぜ」
沖田「おかしーな、アンタらは俺と同種だと思ってやしたぜ。こういうモンは、虫唾が走る程嫌いなタチだと…」
百五十九:巻き込むなって言ってんだろ→←百五十七:趣向がおかしい人は大抵変な奴
- 金 運: ★☆☆☆☆
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荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!兄貴と夢主が出会うのはいつになるかな…?お楽しみにー! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - 星海坊主篇かー!しかも兄貴登場…っ!! これは更進が待ち遠しいぜっ!! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - シリアスクラッシャー戒さん» 読んでいただきありがとうございます!えッ、マジですか!!!これからも頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアスクラッシャー戒(プロフ) - 読ませていただきました!はい、滅茶苦茶面白いです!正直私程度の作者は貴方様の作品が素晴らしいのでアドバイスは…思いつきません!!更新、頑張ってください!! (2020年4月5日 22時) (レス) id: dea2534335 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!おまかせを! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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