侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

百二十九：被害の拡大〜食い止めろ〜 ページ42

近藤「う…あ…あ…赤い着物の女が…こ、こっちに来る……」


『おぉ、ゴリラよ…可哀想にそなたも逝ってしまわれるとは何事だ』


土方「逝ってねーよ！勝手に殺すな！」


童磨「というか男用の厠に何で女がいるのさ、いるわけないじゃん馬鹿なの？」

『そういうこと言わない』

無惨「お前が言うな」



先程の悲鳴はやはり近藤のものだったらしく、近藤すらも同じようにうなされ寝込んでしまった。


そして居合わせてしまった童磨は遠い目をしながら「見たくなかったなー」と呟いていたのがやたら意味深だった。


さて、被害の拡大が甚だしいなー…



新八「月彦さん、もう大丈夫なんですか？」


無惨「あぁ……これが大丈夫に見えるか？」



一方無惨は、私が離れると言うので頭に氷嚢を乗っけて着いてきた。


大丈夫じゃないなら寝てろ子供の精神状態(駄々っ子無惨)



『それにしても変なの…幽霊なんて居ないと思ってたけど……』


童磨「でも俺的にも変なのがいるとも……」


無惨「……ただの幻覚じゃないのか」


銀時「流石月彦、お前の言う通りだ。俺ァなァ、幽霊なんて非科学的なモンは信じねェ。ムー大陸はあると信じてるがな。アホらし、つき合いきれねーや。オイ、てめーら帰るぞ｣



呆れたような言い方しているがやっていることは幽霊にビビってるガキそのもので新八君と神楽ちゃんの手を片方ずつ握ってる。


お前も怖いんじゃねーか。



『その両方に繋いでるては何？』


銀時「なんだコラ、コイツらが恐いだろーと思って、気ィつかってやってんだろーが｣


『……へぇーーーー』


童磨「あっ！赤い着物の女!!!」



ふざけた童磨が適当に指さしてそう叫ぶと、光の速さで銀時は押し入れに飛び込み、ついでに土方もツボの中に入ろうとしてた。


ダメだこいつら役に立たない。



『分かった分かった、よく分かったわ……アンタたちがどれほど役に立たないかがね……いいわ、私が屯所内一人で見てきたげる』


新八「危ないですよ！」


『平気。もうパターンは分かったか……ら……』



今いる部屋の障子を手にかけてもう一度ふりかえったところで私は硬直した。


そして次に神楽ちゃんが私の見ている先を見て硬直し続いて、無惨、沖田、新八、童磨の順に固まる。


無惨がその見ていた場所に氷嚢を投げたを皮切りに私たち全員はトンズラ。すなわち逃げた。


銀時と土方の間に、例の女がいたから。


あんなに気持ち悪いと逃げるわ普通に。

百三十：あんなに気持ち悪いとか聞いてない→←百二十八：その時童磨は…

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