侍の国で鬼の原初拾いました【銀魂】【鬼滅の刃】

七：かなり厄介だったよ ページ9

『《異界転生》…これじゃない？』


無惨「む…見せろ」



一先ず落ち着こう、ということで無惨は風呂に入り私があげた黒い男物の着流しを着て、不可解な出来事について調べることになった。


無惨の奴は湯上りほっこりな訳でちょっと温かい…じゃなくて!!!!


無惨はどうでもいいけど今はこの異界転生とやらの方が大事



＿＿＿異界転生(いかいてんしょう)



異界にて一度死んだ者が姿形を変えず、そのまま生き返り異界転移すること。


異界転生が起こる人物には以下の項目に該当するものが大半である。


･生前、悪の限りを尽くし地獄にも落ちることが許されない者

･生前、同情の余地のある生涯を送った者

･生前、人ならざるものによって何かしらの呪いを受けた者


尚、異界転生した者は生前の最大の弱点を克服する代償として持ち合わせていた力の幾つかを失う事がある。


例を挙げると、陽の光を浴びることが出来ないという『鬼』が日中に行動ができるようになった。

しかしこの場合は完全とは言えず、長時間当たると肉体の何処かに痛々しい火傷が出来るため、日傘を差すことになった＿＿＿＿



『…………陽の光を浴びることが出来ない、鬼…って…』


無惨「……恐らく、私が発生させた鬼だ」


『だろうね…でも良かったじゃん。アンタも多分、日中外に出れるよ』


無惨「だが失った力もあるのだろう……それは気に食わん」


『欲深い奴…でも何失ったんだろうね…これには失ったものは少しの戦闘能力って書いてあるけど』


無惨「……それに加えて私の場合は『人を鬼に変える』力だろう…この間やって見たが出来なかった」


『実行したんかい』


無惨「それより、先程の痣のことも調べろ」



はぁ…多分これな書いてあるはず…



『あった…』

八：一度落ち着こう→←六：樫尾家の家紋の痣

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