侍の国で鬼の原初拾いました【銀魂】【鬼滅の刃】

三十七：無惨様の思うところ(2) ページ40

無惨side


何故あんなことをしたのか、言ったのか自分でも理解が追いつかない。


あの女が風呂に入っている間、『てれび』という物を付けて見ていたが何も頭に入ってこず、ただあの時壁に押し付けた時、その時言った事を悶々と考えて続けていた。


この痣さえなければ…あんな女、すぐにでも殺していたのに……


泣きながら命乞いするように痛めつけ、殺す…あの女にはそうしていたのに…。


忌々しい…最初こそはそんな気持ちで腸が煮えくりかえるかと思ったが、今はそうでも無い。


むしろ死なせたくなくなった。


殺してしまうのが惜しく感じた。


何故だ？あの女、私に何かしたのか…!?


それとも私がただ単に甘くなったのか!?心が弱くなったのか!?一体何故だ!!!



『あがったよ』


無惨「あぁ…………って、おい…なんだその格好は…!!」


『……貧相なんだからいいでしょ別に』


無惨「不貞腐れるな!!!ちゃんと前を閉じろ!!」



風呂から上がってきて、寝巻きに着替えていたかと思ったら微妙に前がはだけ女特有の脂肪の塊がやや見える。


何がしたいんだこの女!!


私をなんだと思っているんだこの女!!



『閉じれないからこうなってんでしょーが!!』


無惨「新しいのに変えろ!!もういいさっさと向こうにいけ!!」


『ここ私の家だし』



……この女には本当に危機感というものが足りないと、私は痛感した。

三十八：何で変な奴しかいないのさ→←三十六：逃げろ、全力で逃げろ

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