侍の国で鬼の原初拾いました【銀魂】【鬼滅の刃】

三十五：爆弾はむやみに弄っちゃ駄目 ページ38

『それで何でお前は頭アフロな上チリチリ？』


無惨「焦げ臭いぞ」



後から後から銀時達も同じ部屋に逃げ込んできた。そして何故か銀時のみ悲惨な天パがさらに悲惨なことになっていた。


何をやっちまったんだお前さん。


無残も鼻で笑いながら哀れみの目を向けるレベルの悲惨さだぞお前さん。



銀時「可哀想なものを見る目で俺を見るのはやめろ!!!お前らが置いていくのが悪いんだからな!?」


『いや別に可哀想とかこれっぽっちも思ってないし、むしろざまぁみろ』


無惨「哀れだな、縮れ毛」


銀時「お前らほんといい性格してるな!?」


『ありがとう』

銀時「褒めてねーよバカ!!!」



さて、こんな下らないやり取りをしている内に桂が何かを懐から取り出した。


……アレ、これ時限爆弾じゃね？



銀時「？そりゃ何のマネだ」


桂「時限爆弾だ。ターミナル爆破のために用意していたんだが仕方あるまい、コイツを奴等におみまいする…その隙に皆逃げろ」


『うわうわうわ……マジで時限爆弾かよ』


無惨「何だそれは」


『時限式の爆弾』

無惨「…何故だ？」



一体何が『何故だ？』なのか。


そこに時限爆弾があるから時限爆弾なんだよ。それだけだよ。


で、気づいたらなんか銀時が桂の胸倉を掴んでいた。そして桂の代わりに神楽ちゃんが時限爆弾を持っている。



『…桂、アンタいい加減になさい？あんた一人が今更手を汚したところで戦場で命を散らした仲間はもう戻らないし何一つ浮かばれない、分かってるでしょ？』


銀時「不本意だが、同じことを俺も同意見だ。もう終いにしようや。それ以上薄汚れてどうする」


桂「薄汚れたのは貴様だ銀時、A。時代が変わると共にふわふわと変節しおって…武士たるもの己の信じた一念を貫き通すものだ」



銀時「お膳立てされた武士道貫いてどーするよ。そんなもんのためにまた大事な仲間失うつもりか。俺ァもうそんなの御免だ。どうせ命張るなら俺は俺の武士道を貫く、俺の美しいと思った生き方をし俺の護りてェもん護る」



無惨「おい小娘、あまりそれを弄るな」


神楽「平気ヨ。それより彦さっきから口調ぶれぶれネ」



＿＿ピッ



無惨&神楽「「……」」



無惨「…数字が動き始めてるのは幻覚か？」

神楽「やっちったヨ…」



神楽「…銀ちゃん、コレ…弄ってたらスイッチ押しちゃったヨ」

無惨「どうするんだ」



全「「……」」



全員の視線が一斉に神楽ちゃんと無惨と爆弾に移る。


……えっ???

三十六：逃げろ、全力で逃げろ→←三十四：危機回避能力は高い方がいい

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