十一:無惨、江戸に舞い降りる(2) ページ13
無惨side
酒臭い男を殴り殺してすぐ立ち上がり周りの様子を見渡す。
私が居た時よりも随分家屋が古いようなそうでも無いような……
それに既に息をしていない男の服装も、大正のものではなく江戸の頃の着流しの着物のようだ。
ますます訳が分からない。
役人「おいお前!!そこで何をしている?!」
またか…目覚めて2人目の人間に遭遇した…。
丁度いい、こいつを鬼にして情報を掴むとしよう。
何時も、何時も通り人間を鬼に変える時の方法で相手も鬼に変える……
…………はずだった。
役人「おい貴様ァァ!!何人様に指をっっ指がなんで刺さってんだ!?」
無惨「……馬鹿な」
鬼に、ならない……
その事に驚きを隠せずつい目の前の男まで殴り殺してしまった。
…1度落ち着け……落ち着かなければ……
もう私には、人を鬼に変える力は残っていない、ということなのか……?
しかし一体何故……!!
気づいた時にはもうそろそろ夜が開ける間際…先程の夜の闇も少し明るくなりつつある。
この日は人のいない空き家にて朝を越すことになった。
その間もこの不可解な出来事を悶々と考え続けていたが…。
そして日が沈み、再び夜がやってくる。
長かった……とまでは行かないがいつもよりは長く感じ少し苛々する。
そして
死から目覚めて2回目の夜
これから嫌でも長く付き合わなければならない
そんな人間が現れたのだった。
まぁ、そんなことはこのとき知らなかったがな。
なんとなく嫌な予感だけはしていた。
_____________
『おーい?無惨おーい?』
無惨「黙れ」
『うわ酷っ…死んだように考え事してるから心配して声掛けてあげたってのに……』
無惨「誰が死んだようだと?」
『お前だよ』
この女だ、この女。
この女を私はお互い自然な死以外の死を迎えないように守らなければならないことが発覚した。
これが私の罰だとしたら酷すぎるぞ、神とやら
適当な具合でやってはやるが、病になったら放置してさっさと逝ってもらうか……
まぁそんなこんなで私はこの女と
同居生活を送ることになった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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西 - この方角に福があるはずです
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佐藤悠真(プロフ) - たんすさん» 鬼舞辻は配下の鬼たち全員に呪いをかけているので、十二鬼月でも鬼舞辻の呪いは発動してしまうのでは?(私の勘違いだったらすみません。) (2020年2月20日 1時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - たんすさん» ( ゚∀ ゚)ハッ!た、たしかに……!ご指摘ありがとうございます!! (2020年1月31日 18時) (レス) id: 4dae28a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
たんす - おもしろい! 41話に間違いがあります!十二鬼月たちは無惨様の名前を言っても呪いは発動しませんよー (2020年1月31日 5時) (レス) id: df406af3cb (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - トマトさん» コメントありがとうございます!銀魂も鬼滅も面白いですよね〜、これからも頑張りますので応援よろしくお願いします! (2020年1月1日 22時) (レス) id: 4dae28a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - 面白すぎる…!!!銀魂も鬼滅も好きだし無惨様がなんか可愛い…wこれからも応援してます!! (2020年1月1日 21時) (レス) id: 9a20c28a5b (このIDを非表示/違反報告)
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