結び合わせに巡り合わせ ページ40
「…確かに俺は灯油だ。間違いない。だが…」
言葉を紡ごうとした時、口を抑えられ、車に連れ込まれた。そのまま車は出発してしまう。
「…おい!どういうつもり…!」
「蘭の敵に監視されてた。お前を危険に晒すとな…怒られるんだよ。蘭が、俺にな。っと…自己紹介が遅れたか。
俺はCodename…まぁ、隷とでも言っとくか。本名を教える気はねぇが…ここで会ったのも何かの縁か。まふまふはどこにいる?
蘭からの…Last Message…俺が受け取ってる。もうそろそろ…蘭は拒むだろうが、真実を…教えてやんなきゃ、お前らが可哀想だ。
って事で…教えろよ。まふまふの居場所。」
「二つ目の交差点を曲がって…三軒目の家がまふまふの家だ。」
進行方向を指差しながら、そう言った。そうか、と軽い返事が返って来たのちに、車はスピードをあげた。
………………………………………………………
『…んぅ…ここは…』
「お目覚めでございますか?お嬢様。何かお作りした方が宜しいでしょうか?」
どうやら、あのまま俺は寝てしまった様で…俺には布団がきっちりとかけられ、シルクが俺のベッドサイドに…
サヴァンはいつの間に完成させたのか、パソコンの前に座っていた。
「…ハッキングは、完了しています。後は…情報を掴むだけです。」
『…そう。上々の様ね。私が居ずとも…完了するわね…』
そうポツリと漏らす。パソコンの操作をシルクと変わり、サヴァンが隣に座ってきた。
「…やはり、灯油さん達が気になりますか?自分の余生を預けても良いと思った、あの2人に。
それと…Codename…隷…私も本当の名前を存じあげませんが…数少ない、蘭様がお気を許されているお方…
付き合いは、幼少の頃よりあった様でございますね。私も、詳しくは存じあげてはおりませんが…お手紙は隷さんに…でしょう?
それに乗じて…ご自分の地位を、捨てられるおつもりで?私としては…良いことだと思われますよ。
蘭様は、私達を踏み台にして頂いて結構なのです。私達の事を気にかけずとも、それなりに生きてはいけます。
だから…ご自分の望む未来があった時…私達の事を気にかけず、ご自分の手で掴み取ってくださいませ。そのお手伝いを…
私とシルクでさせていただきますから。」
というサヴァンの言葉…スッと、心の内が軽くなった気がした。この執事と侍女は優秀だ。だから、主の考えていることなど…
全てお見通しと…言うわけか…
『…だったら…俺は…
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カンナ(プロフ) - どっちもきになりますがハッピーエンドが見たいです!!。ただもし余裕があるのなら分岐点を作ってハッピーバッドどちらも書くのがいいかと思います(自分がどっちのエンドも気になってるだけですすみません;)これからも更新楽しみにしています。頑張ってください^^ (2014年5月17日 14時) (レス) id: 86dbfd6970 (このIDを非表示/違反報告)
persepone(プロフ) - ハッピーエンドでお願いします!! (2014年5月17日 4時) (携帯から) (レス) id: 289cdd45b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鋳薔薇 | 作成日時:2014年1月1日 15時