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「着いた〜〜！」
無事に食材を買い、バーベキュー場に着いたのはちょうどお昼過ぎ。
「私とジミンが料理担当するからユン…お〜兄ちゃんとテヒョンは火起こしして」
「任せて！ユンギヒョン行きましょう！」
ユンギくんは火起こしという単語に顔を歪めたがテヒョンに腕を引っ張られて火起こしに向かった。
頑張れお兄ちゃん(笑)
「僕たちもやろうか」
「うん」
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「なぁ、テヒョンア」
「何ですか？てゆうか手伝ってくださいよ」
「ジミンってAのこと好きなのか？」
「そうですね〜大学生のとき付き合ってましたし！手伝ってくださいって」
「何で別れたんだ？」
「うーん自然消滅じゃないですか？聞いてます？手伝ってくださいってば」
「へ〜」
「ユンギヒョン！？」
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「あっち、楽しそうだね」
「私にはテヒョンが1人で騒いでるように見えるけどね」
「確かに」
そう言って笑うジミン。
「ねぇ、聞いてもいい？」
「何を？」
「本当の兄妹じゃないよね？」
手から野菜が転げ落ちた。
それを拾って私に渡すジミン。
「Aさ、もしかしてユンギヒョンのこと好き？」
「え！？何で！？」
「相変わらず分かりやすいね」
「その恋叶うといいね」
目を細めて優しく微笑む。
「わ、私落ちた野菜洗ってくる！」
なんとなく気まずくなった私はその場を離れた。
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「僕じゃ幸せにしてあげられなかったから」
彼の声は誰にも届くことなく空に消えた。
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作者名：凛月 | 作成日時：2017年4月26日 0時
