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午前4:28分
『A!今日3人でバーベキュー行こう!』
「おやすみ」
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ゴールデンウィーク1日目、久々にゆっくり寝れると思っていたところにかかってきた一本の電話。
『8時に駅前集合!』
しぶしぶ起きて用意をする私優しいな。
ちなみにユンギくんはまだ寝ている。
余談だが先週新しいベットが届いていた。
自分用に購入したらしい。
羨ましい(私にも買って)
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思ったより早く用意が終わったのでテレビを見ているとのそのそと起きてきた彼。
「おはよう」
「ん。…どっか行くのか?」
「バーベキュー」
そう言うと何かを考え込む様子。
「どうし「サプラ〜イズ!…あれ?誰?」…おいどうやって入った」
空気の読めないテンションで登場したキムテヒョン。
「テヒョンア!鍵開いてても勝手に入っちゃダメだろ!…えっ誰!?」
それに続くパクジミン。
そして頭を抱える私。
「…A、こいつら何?」
鍵は閉めろよ私。
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「Aってお兄ちゃんいたんだ〜知らなかった!」
そう言いながら持ってきたお菓子を頬張るテヒョン。
悪気のない嘘だから許せ。
「ユンギさんはいつからAと暮らしてるんですか?」
「先月」
彼らは意外と気が合うらしく、わりと盛り上がっている。
「ねぇ早く行かないと時間なくなるよ」
「?」
「バーベキュー行くんじゃないの?」
「あっ」
「…忘れてた!」
お前たちは一体何をしに来たんだ。
「そのことなんだけど車出してやろうか?」
ユンギくんがきたら私は妹を演じ続けなければならない。
「いや、電車で」
「「よろしくお願いします!」」
もう駄目だ、手遅れだ。
「「ユンギヒョン大好き!」」
私の人権が見当たりません、捜索願出せば見つかりますか?
見かけた方は保護して優しくしてやってください。
こんなくだらないことを考えながら、お祭り騒ぎしている彼らに引きずられて車に乗り込んだ。
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「どこのバーベキュー場だ?」
「その前にスーパー寄って!」
「なんで?」
「まだ何にも買ってない!」
…帰っていい?
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「A聞いて!絶対邪魔になるのにテヒョンアが虫取り網買うって言うこと聞かない!」
「買った方がいいってば!虫飛んできたらどうすんのさ!」
「「Aはどう思う!?」」
「どっちでもいいわ」
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作者名:凛月 | 作成日時:2017年4月26日 0時