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SG side
夕方、一応病み上がりのAを迎えに会社の前まで行く。
着いたとメッセージを送りしばらく待つとニコニコしながらお待たせと車に乗ってきた。
怪しみながらも車を発進させたがそのあともずっとニコニコしてるのが気持ち悪くてどうしたと聞いた。
「ユンギくんがアレ、やってくれたんでしょ?」
アレ?
……あぁ。
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Aが倒れた理由を知りたかったから。
ジミンから話聞いてムカついたから。
思ったことは色々あった。
四股とかゆう記事が載せてあった掲示板からそれを書いたパソコンの持ち主の女見つけて。
ついでに企画書返してきたってゆう上司が怪しかったからそいつと女のパソコンのメール履歴見て。
2人が繋がってるって分かったから防犯カメラの映像調べさせてもらったら仕事場でやるようなことじゃねぇだろってモンが写ってて。
嫉妬に駆られたその行為が単純に汚いと思った。
「私のために色々動いてくれて嬉しかったよ。
ありがとう」
「別に大したことしてねぇよ」
「そう言うと思った」
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「でもありがとう」
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そう言って心の底から本当に嬉しそうに笑うAを見て胸が高鳴ったがまだその気持ちに名前をつける勇気はなく、溢れ出しそうな想いにそっと蓋を閉じた。
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作者名:凛月 | 作成日時:2017年4月26日 0時