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「そういえば昨日一緒にいた人たちはユンギくんがハッカーだってこと知ってるの？」
「ん？知ってるも何も」
「あいつらもハッカーだよ。
しかも俺と同じ三大ハッカー」
めまいがした。
この男の友人関係はどうなっているんだろう。
類は友を呼ぶってか！？(やけくそ)
「しかも二人は俺と違って社会に溶け込みながらハッカーやってんだよな」
「どうゆうこと？」
「イケメンな方、ジンヒョンは医者でもう一人、ホソクは幼稚園の先生だ」
仮にも犯罪者が医療機関や教育機関に務めるようになるとは世も末だ。
警察は何をやっているんだ。
「なんかいろいろすごいね」
「お前、考えること諦めたな」
「ユンギくんは何もしないの？」
「お前の送り迎えしてるだろ」
「たまにね」
「もうしねぇ」
「ごめんて」
「嘘だよ」
そう言って笑う顔がすごく綺麗で。
あ〜この顔好きだな〜なんて思いながら少し赤くなった顔を冷ますように窓の外に向けた。
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＿某所＿
「お前の後輩、最近見かけないけどどこ行ったんだ？」
「あ〜ちょっと別件で」
「そうか。
それにしてもお前すごいな！」
「いえ、そんなこと」
「謙遜するな！
あの三大ハッカーそれぞれの特徴を過去の事件からまとめ上げたかと思えば！
一番最近に起こったBHグループ会長の孫誘拐事件にそのいずれかが絡んでるんじゃないかなんて！
誰も思いつかねぇよ！」
「運が良かっただけですよ」
「まあ何はともあれ、君には期待してるぞ
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キムナムジュン」
「はい、ありがとうございます」
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これから待ち受ける苦難に私はまだ気づかない。
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作者名：凛月 | 作成日時：2017年4月26日 0時
